こんばんは。FTX破産で4億円を失ってから2ヶ月弱が経ちました。一旦ここで自分の頭の整理も含め現状をまとめたいと思います。 FTX破綻後精神的に危うい状態が続いていましたが、根気良くTwitterのボクのポエムにコメントや励ましの言葉をくれる方、noteでサポートを頂いた方、Mt.GOXの体験を共有頂いた方など、数々のコミュニケーションをいただき大変に支えられました。ありがとうございます。 この間、色々なことがありました。数々のTV、雑誌による取材依頼、(無償の)note
日本の大企業も社員に堂々と副業を認める時代になりました。 給料が増えない、増えても微々たるものといった状況で、副業を始めたいと思っている人も多いのでは無いでしょうか? ただ、副業始めるnoteや副業コンサルが跋扈(ばっこ)している一方で、時間も手間もそこまでかけられず、中々簡単には始められないのが多くの人の現状ではないかと思います。 では投資は?というと増やすほどの余裕資金も無い、でも多くを望んでいる訳ではなくて、月1万円、できれば3万円落ちてくれば生活に余裕、潤いが出
顧客資産引出の停止…。これが意味する所は、FTXが相次ぐ引出要請に即時に対応できなくなったということだけではない。これは良くある取引所破綻の前のシグナルなのだ。ダンは身震いした。 詐欺師が跋扈する仮想通貨業界では、取引所が応答しなくなったまま顧客資産を持ち逃げしたり、CEOが行方不明になり秘密鍵も行方不明になる、遂には、CEOが死亡したと発表したが根拠不明で詐欺を疑われる事件があるなど、幾つも類似事件が発生してきた。 ダンは慎重にそのような取引所は避けて難を逃れてきた。
11月7日 月曜日 自宅 最近朝は家で珈琲を淹れるようにしている。お気に入りのコーヒーショップで何種類試飲した後選んだ銘柄を細挽きにしてもらったパウダーを、フランス製のモカに入れて火にかけると3分ほどで香ばしいコーヒーの匂いが漂ってくる。 珈琲が用意できると、いつもならゆっくりとダイニングテーブルに新聞を開くところだが、ダンは妙な胸騒ぎがして携帯を手元に寄せると少し焦るような気持ちでTwitterのタイムラインを眺め始めた。 Twitterは仮想通貨関連の情報を集めるに
頼む、この胸の苦しみを、エンドレスな煩悩を、底無しの不安を、その明晰な頭脳と誠実な対応で困難を切り抜け、その全てを解放してほしい。。。 今日、オフィスのトイレに入るのは8度目になる。他に人がいれば個室に、いなければ洗面台に向かう。鏡で見るのは元々色白の顔が更に青白くなり、死体のような血の気のない顔。胸の中がゆっくりとしかし重く掻き回され続けるような異様な気持ちの悪さ。 自分の表情が明らかにおかしいのは自分で分かっている。その表情を真っ直ぐにPCスクリーンに向け自然に見える
こんにちは。全資産FTXで全てを失った男、Danielです。 とりあえず初NoteでFTX破産の顛末を記録したいと思います。 FTXに資産集約 ボクがある決意を元に仮想通貨資産をFTXに集約し始めたのは2022年10月でした。External Walletや他の資産保管先として最終的に選んだのが、FTX傘下にあったBlockfolioという場所でした(BlockFiとは別です)。 Blockfolioは全ての仮想通貨に年率5%の利息をつけており、それも日時でCompou