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心の中の東京アラート

私は、妻と一緒に神戸し垂水区に住んでいるが、息子と娘はそれぞれ東京で一人暮らしをしている。

ここのところ連日、コロナの新規感染者数が100人を超え、第二波が懸念される東京には、その我が子達だけでなく、たくさんの友人知人がいる。とても心配で、私の心の中では、4日前から連日「東京アラート」が出まくっている。

そんな本日、東京都知事選の投票日だったが、ニュースを見ていてひっくり返った。私の地元も地元、目と鼻の先にある垂水中学校に勤務する30代の男性教諭が、新型コロナウイルスに感染したというのだ。

すわ、ついに来たか!

県をまたぐ人の移動がまた始まって久しいが、東京に隣接する神奈川、埼玉、千葉の三県だけでなく、また我が地元神戸にだけでなく、遠く離れた地方への飛び火がいよいよ始まっているようだ。

経済を回すために、国や自治体が緊急事態宣言やアラートを解除したことはやむを得ない判断だと思う。しかし、その「解除」の真意が、我々人間には完璧には伝わらず、「やれやれもう大丈夫か」と勝手に解釈してしまう人もいたようで、一部にでもそういう人がいると、こういう事態になり、なってからまた慌てふためくことに。

再選された小池さんもまだまだ修羅場が続く。医療従事者の方々も、そんな中でさらなる災害に見舞われる人たちも、出動する自衛隊の人たちも、学校の先生も、体を張って頑張るあらゆる人に、頭が下がる。同時に、何より我々国民一人ひとりが、各位の心の中に常にアラートを灯し、緊張感と責任感をセットして、明日からの仕事に、感染対策に向き合うことが何より重要ではないだろうか。

一人ひとりの心の中に、アラートを。


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