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会社でイジメを見たら.../斉藤さんから学ぶ「勇気と弱さ」

前職でのこと。

反省文(※始末書に相当)が、社内に掲示されていました。

要点
・人事異動や社内連絡等、業務連絡が掲示される場所ではないが...
(※社内の人間は必ず目にするし、それ以外の人も...)
・個人のデスクが有って、そこで本人が自発的に書いた訳ではない
・仕事の失態や失敗に対しての、見せしめという要素があった

退職して、今更なことですが、ふと思い出しました。

当時の私の反応は「この職場ヤバイ」と考えました。

新人の私は、先輩へのイジメが起きていることに対して、、、

「こういう事って(業務上の逸脱で)やり過ぎじゃないですか?」

と勇気を出して言えず、後悔をしました。

当時、勇気がでなくて、理不尽に対して、無力で弱い人間でした。

勇気を出して言えば、元凶(パワハラの張本人)に対して、(対立する気持ちはないけど)私の姿勢を示すことになる。

「反省文の見せしめ」に加え、「先輩や主任に対して会議で理不尽な恫喝」が起きていることに対して(自分毎でなくても)...

あの時の私は、自分の身を守る、保身で精一杯でした。


立ち向かえる人になりたい...

当時も今も、そう思います。


相手のためというより、そういう自分でありたいと思うのです。

ブラック企業で、上司からパワハラ被害を受け、泣く泣く退職に追い込まれた経験もあるからです。

自分の保身が守られたり、火の粉が及ばなければいいという、考え方や生き方を否定する気はないです。

だって、人間って弱いし、私自身もそうだから。

安心や安全でいられる、環境を見つけたい。

悪政による経済不況で、経済が衰退させられ、皆んな気持ちに、余裕やゆとりがない。

いい環境が少ないし、どんな環境でも、人としての一線を超えたり、目に余ることには、私は、もう見過ごすことができなく、なってきている?

いい環境って、皆んなで大切にしたり守ることで、いい環境にしている

これくらい我慢しなきゃ...
自分毎でないし関係ない...
あのひとにも問題があるから...

私自身、傍観者で日和るしかできない、弱者です。

では、空気に逆らい、意見を言う人は特別な人なのか?

TVドラマ「斉藤さん」を、私は思い出します。

多くの人は、もう1人の主人公、真野さんの気持ちや行動に、理解できると思います。

斉藤さんと関わる中で、自分を見つめ直し、ちいさな勇気を出して、言葉や行動に出して、ちょとずつ成長していく真野さん。

ドラマ化により、私も作品に出会えて、とても感謝して、救われています。

予算や放送時間で、原作を忠実に表現できない部分は、仕方がないと思いますが。。

先日、原作を購入し、走り読みしました。

やはり、ドラマでは斉藤さんの弱さを、隠した演出と感じました。(*ドラマを、おもしろくするための、意図かもしれないですが)

斉藤さん、弱いし、傷つきながらも、見過ごせないことに、勇気を出しているだけです。

斉藤さんも、等身大の人として、表現してほしかったなあと思います。

特別にすごい人なんていない

弱くて、悩み、葛藤し、間違えて、失敗して、反省して、傷つきながら、ちいさな勇気を捨てずに、私達は、生きているのでは、ないでしょうか?

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