ガッツch覚醒剤自作自演事件公判傍聴記・2024年10月2日(被告人:今野蓮、奥村路丈)
2024年10月2日
東京地裁刑事16部C係
429号法廷
事件番号:令和5年特(わ)第2730号
罪名:覚醒剤取締法違反教唆
被告人:今野蓮、奥村路丈
裁判長:花田隆光
書記官:栗原千尋
この事件は、私人逮捕系YouTube、ガッツchを運営する今野蓮被告人らが、男性に覚せい剤を持ってくるようにそそのかした、自作自演の事案である。
33枚の傍聴券に対し、13時の締め切りまでに、40数人が並んだ。刑事事件を起こした傍聴人と、今井さんも並ぶ。
入廷前、荷物預かりと、金属探知機のチェックが行われた。足首まで触られた。その後、法廷前に並ばせられ、待たされる。13時35分に、入廷が許可される。
検察官は二名であり、色白の痩せた髪の短い青年、ショートカットで顎の尖ったスマートな中年女性である。開廷前、二人で話をしていた。
弁護人は、合計で4名であった。中年男性一人に、痩せた青年三人である。
被告人たちは、保釈されているのか、法廷外から弁護人とともに入廷する。
今野被告人は、髪を丸坊主にした、浅黒い、がっしりした引き締まった体格の、30代の男性である。鼻筋は通っており、どことなく国民民主党の玉木代表に顔が似ていた。黒いネクタイのスーツ姿である。軽く頭を下げて入廷した。
奥村被告人は、長めのパーマがかった無造作ヘア。引き締まった体格である。黒いスーツに黒いネクタイという恰好。軽く頭を下げ、入廷する。
こうして、公判が開始された。証人は、秘匿決定されている旨を、裁判長が告げる。続けて、耳を疑うようなことを、裁判長は言いだした。
出廷予定の証人は、体調を崩し、本日出廷できない。10月10日ならば、証人として出廷できる。
裁判長『元々、午後一杯の予定。10月10日13時30分になる、ということになる』
弁護人『はい』
裁判長『両被告、期日指定する。弁護人、良いか。次回は10月10日13時30分。この法廷、429で』
こうして、13時41分、あっさりと閉廷してしまった。早くから並び、傍聴券をもぎ取った努力は何だったのか。
被告人らは、裁判長の言葉に、特に反応は見せなかった。
被告人と弁護人が退廷し、その後、傍聴人の退廷が許された。
法廷外では、傍聴人たちは、「せっかく並んだのに」と文句を言い合っていた。