好きな色はなんだろう。『青色が好きなことが恥ずかしい』を読んで
マセキ芸能社所属・にわのももかさんのnoteを読んだ。毎度モヤモヤしていて良い。
このnoteに書かれている話題については『リップグリップの靄々』で直接聞いた。会場にいる全員がモヤモヤを共有し、解決しないまま帰宅する。奇妙なライブだ。下のnoteではその時のことを書いている。
そして私は、にわのももかさんのnoteを読んで、好きな色について考えた。
私の好きな色は「黒」だ。
なぜなら何色にも合わせやすい無難な色だから。
しかし、これは「好き」というより「楽」だから黒を選んでいるだけなのではないか。そう考えると「好き」とは何かよく分からなくなる。純粋に「黒色が好き」と言っている人に仲間認定されたら「いや、ちょっと違うんだけど……」と申し訳ない気がしてくる。まあ楽だから黒が好き。そういう好きも別にありか。
もう少し私の周りに存在する色から好きな色について考えてみる。
推しで好きな色を考える。これまでの推しを振り返ると「黒」「ピンク」「赤」「青」が浮上した。
クローゼットを開けてみる。「黒」「ピンク」「赤」「黄」「緑」「白」「茶」の服が存在した。
部屋を見渡してみる。「黒」「ピンク」「白」「茶」「オレンジ」が目に入った。
共通する色はあるものの一目で「この人はこの色が好きだな」とは断言するのは難しい。色々な色が同じようなバランスで存在する。
もしかすると、私はその時の自分によって手に取る色が違うのかもしれない。ただ好きな色のベースは黒だ。黒は好きな色としてわざわざ取り上げる必要もない。殿堂入りと言ってもいい。その黒に「その時の自分の色」が組み合わさる。
その時の自分の色とは「カラー性格診断」や「パワーストーン」に込められた意味と同じと言っていい。簡単にいえば、彼氏が欲しいときは「ピンク」、やる気に満ち溢れているときは「赤」、癒しがほしいときは「緑」を手に取る。その時の自分の精神状態や欲しているものによって手に取る色が変わる。そんな感じだ。
私は黒をベースにして他に好きな色が存在する。その時の自分で色を集めてしまう。だから持ち物や部屋に統一感がないのだろう。どこを見てもごちゃごちゃガチャガチャしている。
暖色は明るくポジティブ、寒色はクールで大人しいイメージがある。
『ハートキャッチプリキュア』に登場したピンク髪の花咲つぼみ、水色髪の来海えりか。私はパッとみただけで花咲つぼみが元気な女の子、来海えりかが大人しい子だと判断した。
しかし、実際はピンクの花咲つぼみが引っ込み思案の大人しい子で、水色の来海えりかが明るく活発な子だった。色のイメージが染み付きすぎているのを強く感じた瞬間だ。
私は、にわのももかさんのことをほぼ知らないので「オレンジが好き」と聞けば明るい人だろうと思う。「水色が好き」と聞けば静かな人だと想像してしまう。色の印象は簡単に人間の思考を操る。そして「もも」という部分に引っ張られてピンクのイメージが頭をよぎる。
反対に自分を勘違いさせるために色のイメージを活用すればプラスの何かを生み出せるのかもしれない。広告や商品のパッケージにも色の効果は活用されている。参考にすべきものがあるだろう。
色々脱線した気がする。
まとめると「好きな色は何色?」の答えは「黒」だ。もっと踏み込んで聞いてくれれば黒をベースに他にも好きな色があることを伝えよう。
私も全然大人になれない子供なので「好きな色は何色?」のような質問は好きだ。大人が「考えても意味がない」「くだらない」と吐き捨てるような話題でもモヤモヤぐるぐる考えたい。
にわのももかさんのnoteを楽しみにしている。
とても余談だが、私は黒スーツが衣装のリップグリップさんが好きだ。そして、その前から黒が好きだ。リップグリップさんが好きだから黒い服を着ていると思われるのはなんだか恥ずかしい。
黒い服を着ているとあまりにも気合いを入れてライブを見に来た人みたいだ。参観日で化粧や服装を張り切ってしまった母親みたいに見えている気がして恥ずかしい。
まあ、人間は99.999%他人のことなど見ていない。ただ見ていないと思っている時に限って0.001%を引き当てる。そういうものだ。難しい。