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【中野幹士 選手】2024.9.7 WHO’S NEXT DYNAMIC GLOVE vol.22 FIGHT WEEK👑

👑OPBF東洋太平洋フェザー級王座決定12回戦
中野 幹士選手(帝拳)
VS
ブリックス ピアラ選手(比)


中野 幹士選手ってどんな人?

★WBCフェザー級26位、OPBFフェザー級1位、WBO Asia Pacificフェザー級3位、日本フェザー級6位

所属ジム:帝拳ジム
出  身:大阪府大阪市阿倍野区
生年月日:1995.7.14 (29歳)
身  長:170cm
スタンス:左ボクサーファイター
プロ戦績:10戦10勝(9KO)
アマ戦績:77戦68勝(48KO)9敗
     アマ7冠

実は葛藤していた…?キャリアの壁を感じた前回の試合の話。

ー前回の試合を振り返ってみていかがですか?

良いパンチが相手にはいって効いていたはずなんですけど、顔にも出さず、後半勝負の削り方をしていたので、ちょっと怖いなと戦いながら思っていました。
相手の選手は10Rとか何回も経験しているのに対して、自分は長いラウンドの経験はほとんどないので、キャリアの面での差は怖いと感じていました。

ー他の記事に「試合後に涙声で『嬉しかったです』と話していた」と書かれていましたが、涙を流されていたのは本当ですか?

はい。相手がタフだったので、試合の途中で「正直判定でいいや」と弱気になった場面があって。
試合後に内容を振り返って「弱気な気持ちはプロとしてどうなんだろう、もうちょっといけたな」という悔しさがでてきていました。

ー試合の中でもそのような葛藤があったのですね。

そうですね。周りに檄を飛ばされなければ、なあなあのまま判定まで持ち越していたと思います。

実はインターバル中にトレーナーや会長に「相手が効いているのに何でいかないんだよ」と言われていました。
自分も序盤できいていて、何回も勝負をかけていたけど相手は倒れなくて。自分で勝負を仕掛けるというよりかは、相手が勝負を仕掛けてきた時にしっかり対抗できるだけの体力を温存しておこうと思っていて。

勝負の駆け引きで飲み込まれちゃいけないなという気持ちを相手にも見抜かれていたと思うんですけど、次のラウンドで相手を倒せました。

ーその檄が試合の中で効いていたんですね。

そうですね。「よし行こう」という気持ちになりました。

ー「よし行こう」と思えるのは信頼関係があるからこそですね!

2024年5月18日(土)WHO’S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT G.O.A.T.MATCH Vol.3
日中タイ友好 6V6親善試合  128lb契約10回戦 VSサポターン サアット(タイ)
(出典)ボクシングモバイル

相手の強みだけを頭に入れ、自分に集中。初タイトルマッチに向けての話。

ー初のタイトルマッチですが、決まった時はどのようなお気持ちでしたか?

正式に決まる前から「(試合が)あるかもよ」と会長から話があって、「やっときたか」と思いました。

ー今回の相手となるピアラ選手の動画などはご覧になりましたか?

ピアラ選手の前回の動画をもらいました。
その時の対戦相手がオーソドックスだったので相手の戦い方とか得意そうなパンチだけを頭に入れて、あとは自分を高めようっていう感じですね。

ーピアラ選手の戦い方や得意そうなパンチで印象に残るものはありましたか?

右のパンチが得意そうな印象でした。サウスポーのセオリー通りの気を付けるべきパンチを頭に入れて練習しています。

特別なトレーニングは全然していなくて。
変わらずずっと同じメニューですね。合宿とか走り込みも行きたかったんですけど、他の選手も試合が続いていてタイミングが合わなくて行くことができませんでした。

ーボクシングを続けるためのモチベーションは何ですか?

今回のタイトルマッチに関しては、ベルトをとって応援してもらってるファンに恩返ししたいと思っています。
ベルトという分かりやすい形で届けたいですし、周りの応援してくださっている人達も試合が決まって喜んでくれていました。

ーデビュー前から応援してくださっている方々がモチベーションになっているのですね!

(出典)ボクシングモバイル

おすすめの選手は、ベンジャミン・ウィテカー!

ー今年のオリンピックは観戦されてましたか?

全然です(笑)同学年の岡澤セオン選手の初戦しか観ていないです。

ーそうなんですね(笑)最近の推しのボクサーはいらっしゃいますか?前回のインタビューの際にお名前が出てこなかった推しの選手を知りたいんですけど…

あ、そんな話してましたね(笑)誰だっけ(笑)背中にワンピースのキャラクターが書いてあったと思うんですけど…

ー(インタビュアー検索)…ベンジャミン・ウィテカーですね!

そうです!ベンジャミン・ウィテカー選手です!実際に戦うとなると少し嫌ですけど(笑)観ている分には面白いボクシングスタイルだなと思います。

ー憧れのボクサーに山中慎介選手の名前を挙げていましたが、"こういうボクシングがしたい"というイメージとかはありますか?

やっぱり目が離せないようなボクシングをしたいなと思っています。
下を向いて携帯をいじっていたら、「その瞬間に終わっちゃうよ」みたいな。緊張感をもって観られる試合をしたいです。

ーご自身で緊張感をもって観られていないなと感じる場面が今までありましたか?

自分の試合中に帰られたりするとすごく悲しいですね…。そこで惹きつけられる試合をしたいなと思っています。

試合中の演出はモチベーションに繋がっている話。

ー選手目線でボクシング業界の中で変化したなと感じる部分などありますか?

WHO’S NEXTになって、選手のモチベーションが上がるような演出をしてくださっていて、そこが嬉しいなと思います。
自分はパフォーマンスをするタイプではないし、喋りが上手くないので(笑)演出をしてくださることで観てる方が盛り上がるのかなと。

ー演出面は出場する選手にも影響していますよね。試合前は、緊張されていますか?

してはいますが、めちゃくちゃしてるわけではないですね。個人的には自然体でいいかなと思っています。

(出典)ボクシングモバイル

自分はマイペース。競ってはいないが意識はしている同世代”95年組”の話。

ー帝拳ジム内で中野選手と同世代の95年世代が多いですよね。
 同世代に対してライバル意識のようなものはありますか?

同世代は多いですね。自分はマイペースってよく言われるんですけど同世代と競っているわけではなくて。周りが勝手に比べているだけで、自分は同世代を過度に気にしていないです。
次戦でベルトをとれたら、やっと少しは追いつけるのかなとは思います。

ー「追いつける」ということは、少し遅れているなという意識がご自身の中であるということですか?

そうですね。周りがタイトルマッチをやってる中なので。
気にはしていないけれど周りに比べられます。
周りに比べられてしまうと自分も少し気になってしまいますね。

ー次戦、同世代の李健太選手も同じ興行に出られますが李選手の印象などありますか?

純粋に良いやつですね。プライベートで遊んだりもします。何人かで集まったりもするし、2人で遊んだりすることもありますね。
健太の知り合いのお店に行って、健太に繋げてもらった縁もあります。

「美味しかった」ということを目の印象と頭で覚えているので、大事な店名などは忘れちゃいますね(笑)
元々、前に同じジムだった大嶋剣心選手(現:一力ジム)が中心になって計画してくれていました。

ー遊んだ中で1番印象に残っていることなどありますか?

いつかの夏に江の島にみんなで行ったことですかね。
面白かったことですか…?絶対あるはずなんですけど、思い出せないです(笑)

ジムメンバーと休日過ごされた時のお写真
(出典)ご自身Instagram

練習以外の時間はドラマに夢中?最近ハマっていることの話。

ー最近何か変わったことはありましたか?

古いドラマを最近観ています。U-NEXTとAmazon Primeの二刀流で観ていることが多いです。

ーどのようなドラマを観られているのですか?

懐かしいドラマですね。最近は、「山田太郎物語」を観ました。
あと、自分の入場曲で「カイジ」の音楽を使ってるんですけど、実写版の「カイジ」を1・2・3全部U-NEXTで観ました。

ー「カイジ」面白いですよね!中野選手は「カイジ」のどのようなところにハマりましたか?

何ですかね・・・。窮地なところから、一発逆転みたいな。
裏の裏の裏をかいて、勝つみたいな場面が面白いなと思います。
ボクシングにも通じる点でもあるので、観てても面白いですよね。

ーどういうジャンルがお好きですか?

ドラマは1話観た時に刺さったらずっと観るんですけど、刺さらなかったらもう観ないです。次が楽しみになるような内容だったら次も観ちゃいますね。

ーリアルタイムでもドラマは追っていらっしゃるのですか?

ドラマはリアルタイムでシーズン毎に必ず観ていますね。
本当に今やることがないので(笑)試合前は引きこもるので、その時間にドラマを観ようって感じですね。1ヶ月前から基本引きこもっていますね。
普段から出かけるのも出かけないで近場で飯食って、銭湯行くくらいです。

★U-NEXTでの視聴はこちらから

9月7日(土)17時45分開始


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