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考える力を高めるために手帳を使う

手書きの習慣についてのブログが続いています。
知人の間では、「手帳といえば大西さん」と認知されるようになりました。
ほぼ日手帳を使い始めて、今年で13年目を迎えました。

「誰でもできることを、誰もがやらないレベルでやるのが一流になる条件」
この言葉は、元リッツカールトン日本支社長の高野登さんがセミナーでよくおっしゃっています。

14年前の11月、初めて高野さんのご講演を聞いたときにもおっしゃったこの言葉を受けて、ほぼ日手帳をとことん活用してみよう!と思い、翌年から手帳の活用がスタートしました。
今では、高野さんからもお会いすると必ず、「手帳といえば大西さんだね」「あの手帳を皆さんに見せて差し上げてください、すごい手帳だから」と言ってもらえるようになりました。

ただがむしゃらに手帳に記録し続けているわけではなく、仕事の最強のパートナーとして、一緒に働いてもらうために、毎年、少しずつ改善、改良を重ねていて、書き方も活用の仕方も進化しています。

ただ書くだけではなく、活用しやすくするためにどのように記録するか?
手帳に何を書いているかを紹介しているブログや記事はたくさんありますが、何のためにどのように書いているかを解説しているものは、以外に少ないように思います。

一昨年、出版した「手書き・3分割で情報を整理する3スプリットメモ」(同文舘出版)

この本は、長年、ノートや手帳を活用することで出版に繋がりました。自分の本を出版したいという夢を叶えるなら、手帳やノートに関する内容にすることは、決めていました。

しかし、本は、自分の経験を紹介するためのものではありません。
「こんなふうに使っています」と紹介しても、「へー!」で終わりです。
誰かのどんな悩みや問題を解決するためのものか?を具体的に解説し、読んだ人がやってみて、「なるほど!わたしにもできた」と思ってもらえるようにするためにあります。

出版にあたり、編集担当のTさんの力を借りて、私が手書きでどのようなことを解決し、何を得てきたか?をメモに書き出しながら整理していきました。出版に至るまでも、手書きにずいぶん助けられました。

自分の考えを整理するために手書きをもっと活用しよう。
と思えた出版体験でした。

考えをまとめたり、発展させる例として、昨日ご紹介した、STUDY HACKERの記事

これをどのようにまとめているかをご紹介します。

左ページに記事の概要を1ページにまとめる
右ページには、この記事を通して得たことや、記事をまとめながら考えたことをまとめています。

自分なりに情報を咀嚼したり、要約することで記憶力は格段に上がります。
また、まとめながら考えたことを記録しておけば、研修や講座でただ記事を紹介するだけにとどまらず、アレンジした情報が提供できます。
(30分程度で、見開き2ページを記録)

意識をすれば、考える力は、いつでもどこでも高めることはできるのです。

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