ノートの活用~セミナー・講座受講編~
今日から10月ですね。今年も残すところ3か月。そろそろ今年の手帳の「手帳仕舞い」の作業を始めようかなと思っています。
「手帳仕舞」とは、1年間使った手帳の内容を整理し、来年に取り組むことや、引き継ぐものを明確にしていく作業のことをそう呼んでいます。
手帳には、月間、週間、日々のページ以外にも白紙のページや何かをまとめるページがありますよね。
私は、手帳の中にある全ての使い切って1年を終えています。このことは、また別のブログに書く予定です。
講師仲間の交流会などに参加すると、「インプット」と「アウトプット」という言葉が出てきます。
正直、私はこの意味をよく理解していません。
でも、大切にしていることは、本やセミナーなどを通して学んだことはそのままにしておかないということです。
・できるだけその日のうちに必要な内容をノートに整理し、理解する。
・自分自身が活用できるようにする。
どんなに良いお話でも、メモも取らずに聞いていると時間の経過とともに「良かった!」という印象は残っても、内容は忘れてしまいます。
走り書きのようなメモは、ポイントをだけを書いておけば、読み返したときに概要を思い出すことはできます。しかし、読み返すのがずいぶん後になってしまえば、やはり内容を思い出すのに時間がかかります。
良い内容だったから、後でゆっくりまとめようと思って、ずいぶん経ってノートにまとめようと思ったときに、内容を思い出すのに時間がかかったという経験はありませんか?
私は、セミナーや講座を受講したらその日のうちに、もしくは受講しながら内容をまとめて理解・実践につなげるようにしています。
この記録は、銀行の内定者研修を担当したとき、私の前に講義を担当された先生のお話をまとめたものです。
お話を聞きながら、一気にまとめていきました。次に続く私の研修にも関連深い内容があったので、お話の内容を引用しながら研修を進めました。
先生が話されたことをただ文章で書いても、追いつきませんので、一気にまとめるときは図解するように心がけています。
1日研修で、複数の講師の方と一緒に研修を行う場合は、可能であれば他の先生の講義を聴講して関連性を持たせるようにしています。ですから、たとえ自分が担当する研修であっても、用意した内容をそのまま使ったりしません。講師の方だけでなく、事務局からの説明も一緒に聴講して、担当する研修の中に、最新の情報を取り入れるようにしています。
この2ページは、ビジネスメンタリストの白戸三四郎さんのセミナーを受講した内容をまとめたノートです。
自分自身のキャリアや事業の方向性を考えることが目的のセミナーでした。
このテーマを受講した時は、まとめる際に、自分自身のことについて資料に付記しています。
セミナーを受講して内容を理解して終わりでは非常にもったいない。せっかく自分のことを考えるチャンスをもらったのだからまとめながら自分自身の考えをまとめることは大事だと思います。
キャリアコンサルタントの仕事も同様で、人のキャリアコンサルタントを支援する前に、自分自身のキャリアについてしっかり考え、キャリアを重ねているかどうか?
単位を取ることに追われて自分自身が迷走していれば、人のキャリア支援をしっかり行うことはできないと、私は考えています。
上記3ページは、以前、開催されたセミナーのお手伝いをする際に、受講者の方に考えていただく内容を事前に私も考えてまとめたものです。予習ノートのような感じですね。自分自身が受講者でなくても、事務局やアシスタントとして受講される方のお手伝いをする場合があります。受講者が何を学ばれているのか把握していないと、アシスタントと言えども役割を果たすことができません。
インタビューや対談を行う場合も、事前に質問内容をお聞きして、書いてまとめています。書いた内容通りに話すことはありません。でも、下準備をしているから、気づいたり思いついたりして内容がより具体化するのは事実です。
この2ページは、高野登さんのセミナーを受講した内容をまとめました。
全部で14ページの記録です。受講した日にまとめたのですが、所要時間は約1.5時間。翌日、高野さんとお会いすることになっていたので、記録した内容を高野さんにお渡ししました。とても喜んでくださいました。
セミナーの受講記録は、その内容だけでなく、講師の方が書かれたブログで関連ある内容を書き加えたり、
セミナーの中でご紹介のあった本やお知り合いの方のこともセミナー記録の中にまとめています。
「ただ書いてまとめる作業」と思ってやれば、時間のかかる面倒な作業と化してしまします。しかし、内容に対する理解を確実なものにするとともに、仕事や人との関わりに即実践できるなら、わずか1時間あまりの時間はその後何十倍も価値あるものに変わっていくこと間違いなしです。
私はこの作業を何十年も続けているので、作業に時間はかからないし作業を通じて能力を磨くことができています。
アウトプットというのはこのような作業のことを言うのではないかと思います。
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