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「やり方」よりも「直感」

私は、完全に「感覚人間」「直感重視」のタイプです。
プライベートで何かを選んだり決めたりするときも、仕事の判断も、時間をかけません。自分の直感を大切にしています。

でも、論理ややり方、どのような方法が効果的か、効率的かを軽視しているわけではありません。

私が大切にしているのは、自分の感覚を研ぎ澄ますための「実践と検証」そして「改善」です。

考えるよりまず行動するタイプなので、いつも結果が良好だったわけではありません。惨敗、最悪な結果の方がはるかに上回っています。
20代の頃はしょっちゅう上司から「君には学習能力というものはないのか?」と言われていました。

しかし、それは、今は私の中で、貴重なデータになっています。
理論上、期待できる良い結果、予想される良くない結果ではなく、実践して確認済みのデータです。
うまくいったことも、そうでなかったことも、ひとつひとつ検証し、改善しながら自分自身の感覚を磨いてきました。

最初から、効率よく何もかもがうまくいくわけではありません。
失敗せずに、最短でできるようなやり方ばかり求めていたら、自分の感覚は磨けないし、自分自身を信じることなんてできません。

やり方ばかりを探して、それをそのまま実践してもそれは「うまくいった」ではなく「無難にこなせた」というものだと思っています。

「私には時間がないんです。だから効率的なやり方を身につけなければいけないと思っているです」
という相談を受けることがあります。
でも、自分自身が痛い思いや悔しい思いをしながら、試行錯誤していなければ、受講生の気持ちや状況に寄り添えません。

研修において、受講生は、一般的なやり方を求めているのではなく
困っていることをどうしたら改善できるか?を探しているのです。

解決策よりその立場や気持ちがどれだけイメージできるか?

「自分たちの抱えている悩みや不安を共有してもらえた」と思ってもらえなければ、一緒に問題解決のステップを踏むことはできません。

困っていることを共有しながら、どのように対応してもしっかり受け止めてフォローできること。
多少抜け落ちていたり、うまくいかなくてもそれをしっかり受け止めて、カスタマイズしていけばよいのです。

考えている時間はもったいない。
直感を信じて実践あるのみ!
でも、実践後は、結果はどうあれ必ず検証と改善を行うこと!

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