19.三次試験も終わった
次女と別れて仕事先に向う途中も、仕事先に行っても、次女のことが頭から離れませんでした。仕事は2件あって、2件目の仕事は中学校の先生方の研修でした。仕事が始まる前に、校長先生に今までのいきさつを話してみました。
三次試験は二次試験で受けた高校の試験結果も加味されて、面接と小論文を受けて合否が決まるとのこと。
校長先生は、「娘さんは、きっと大丈夫だと思いますよ」とおっしゃったのですが、二次試験で次女がどの程度できたのかがわからなかったので、その言葉を聞いても不安でした。
落ちたら落ちたときのこと!
大丈夫だから心配しなさんな!と次女を励まて見送りましたし、担任の先生も、「もし仮に落ちたとしても、私が何とかする」とおっしゃって下さっていました。
でも、ここに来て、やはり合格させてやりたい!と思っていました。
それは、次女と一緒にあの高校を訪れたときの印象が良かったこともありますし、こんなに頑張ったんだから、神様、もう次女の願いを叶えてくれてもいいでしょ!という思いがあったからでした。
仕事から帰ると、次女が長女と楽しそうにテレビを見ていました。
「どうだった?」と尋ねると、
「まあ、頑張るだけ頑張ってきた」
と気のない返事。受験したのは、次女を含めて五人だったそうです。
「定員の範囲内だけど、レベルに達してるかどうかわからんでしょ?あーどうしよう。また私だけ落ちたら最悪じゃ!」
「そんなことはないよ!」
と言いながらも、状況は厳しいなと思いました。でもやるだけやったのです。後は黙って結果を待つしかありません。
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