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自分らしくキャリアを重ねる
先日、出張したとき、駅のコンビニで雑誌の見出しに目が止まり買って帰りました。
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今の時期、雑誌でキャリアをテーマにした特集がよく組まれています。
特集の中で、「日本でキャリア自律が難しい本当の理由」について書かれていたのは、なるほど!と思いました。
それ以上に読んでよかったと思ったのは、巻頭インタビューの記事でした。
俳人でエッセイストの夏井いつきさん
僧侶で 元演歌歌手の徹心香雲さん
医師で作家の鎌田實さん
特に、夏井いつきさんのインタビュー記事は共感することが多かったです。
4ページの記事で記録しておきたい内容を手帳の1ページにまとめました。
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記事を読んで、以前から、テレビで夏井先生のことを拝見するたびに、親近感を感じていた理由がわかりました。
キャリアを重ねていき、転機を乗り越えたときの考え方が似ていると思ったからです。
天職だった教師の仕事を辞めなければいけなくなったとき、「天職は諦めるけど、他にちゃんと目標がある」と自分に言いきかせるようにして、俳人として生きる選択をされたこと。
俳人としての経験を、身近でできることから、コツコツ取り組んまれたこと。
「目の前の仕事を、毎回一生懸命行っていくことで、小さくつながり、その先で一気に大きく広がるきっかけになる」ということを、その取り組みの過程で実感されていること。
そして、現在は、俳人としてだけでなく、天職だった教師時代に培ってこられた教える力をかけあわせて、独自の分野を築かれたこと。
必要な情報は、自分で探しに行かなければいけない時代。交流するのもSNSなどなかった時代。そんな時代だったからこそ、培えたものがたくさんあり、そのひとつひとつは、今でも大切なマインドだということを再確認しました。
僧侶の徹心さんは、元演歌歌手の香田普さんです。
医師の鎌田先生は、75歳の現在も、勢力的に活動されていますが、40〜60代の多くが陥ると言われる「ミッドライフ・クライシス」(心理的・身体的不調)を体験されているそうでした。
やり方を中心に、ベストな選択を少しでも早く得る情報過多な時代だからこそ、
まず、自分はどのように生きたいか、どう在りたいか?を見極めること。それには、先人の生き方考え方に触れて、自分自身としっかり向き合い、これまで、現在、これからをじっくり考えることが大切だと感じました。