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「繋がる」と「関わる」

最近、リモートやオンラインをやめる動きが出ていることを耳にします。先日もメーカーで研究に従事している友人が8月からリモートワークがピタッと止まったと話していました。

コロナ感染拡大とともに、一気に拡がったオンライン。会議も研修も仕事も、対面ではなく、出勤をせずに行うようになりました。

世の中が大きく変わりましたが、私自身は何も変わっていませんし、変えていません。
リモートワーク、在宅ワークは、30年前から行っていること。家族と協力して家事、育児、介護をこなしながらも、仕事に取り組む時間をきちんと決めてこの仕事を続けてきました。

研修がリアルからオンラインに変わっても、私はずっとリアル研修のままですし、コロナになって仕事が減ったわけではなく、むしろ担当させていただくお仕事は増えてきています。

自分自身が、何の目的で誰に対して、どのような価値を提供できるかを明確にしているので、それにそって仕事に取り組んでいる。 
それをずっと大切にしています。

コロナ禍をマイナスに捉えがちですが、私はコロナ感染拡大でよかったことがあります。
それは、オンラインで時間と空間を超えて、関わりたい人と関わる機会がぐーんと増えたことです。
オンラインで研修は行っていませんが、オンラインをとことん活用し楽しんでいます。

オンラインだと「感情が読み取りにくい」「温度差があると」言われています。初対面や関係性が構築できていない状態ではそうかもしれません。

研修の受講者は、オンラインの操作には慣れて得意かもしれませんが、人との関わりに必要なコミュニケーションスキルが十分身についているわけではありません。
(私が、オンライン研修を行わない理由はそこにあります。)

オンラインでスムーズにコミュニケーションを取るには、対面でのコミュニケーションで、できるようになっておかなければいけないことがあります。

表情や気持ちが読み取れないと言われますが、
コミュニケーションで大切なのは、察することでも、察してもらうことではありません。

言葉できちんと伝わるようにすること。

表情も含めて、言動を一致させること。

わからないことは、聞くこと(確認すること)。

待っていないて、自分から動くこと。

仕事でもプライベートでも、ちょっとしたコミュニケーションの機会はあります。そのときに、にこれらのことを意識して実践していれば、気づきが深まりアイデアが生まれ、お互いのさらなる成長につながります。

オンラインでも、それがリアルと同じようにできることを、この3年間にたくさん経験しました。

しかし、気軽に学びや交流の機会を得ても、これらが身についていなければ、得られるものは半減します。聞いてわかったつもりになっている、わかっているけどやらないのは、できないのと同じです。

オンライン化が進みオンラインでコミュニケーションを気軽に取れるようになってから、沢山の人と繋がることや、誰でとでも気軽に繋がることができるようになりました。しかし、繋がるのと関わるのは違います。そこにいるだけでは、自分が望む目標を達成すること成長できません。

コミュニケーションには、自分の在り方が問われます。

どんな関わりであっても、自分の意思で関わりを持つと決めたらその中で一緒に過ごす時間をより豊かにするために、最大限の努力をする。

自分の不安な気持ちを紛らすためだけに関わらない。依存しない。

世の中がどのように変化しても、自分自身のコミュニケーションの在り方、やり方を、磨き続けているいきたいと考えています。

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