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お話を「きく」ではなく「きかせてもらう」(1)

昨日は、アサーション講座を受講してくださっているみなさんに向け、第1回目のグループコンサルを開催しました。

10月10日から全10回でスタートしたこの講座も、半分の5回が終わりました。講座を受講したみなさんが、どのようにアサーションを捉えてくださっているか?自分の中に取り入れる中で、不安や気になっていることはないか?お話を伺うのが楽しみな2時間でした。

アサーション講座を開催するにあたり、私が大切にしているのはスキル(Doing)を重視して、あれこれやり方をお伝えするのではなく、あり方(Being)をベースにしていることです。

毎回、みなさんに自分自身のことを振り返ってもらい、自分はそういうときにどうしているのか?を考えてもらっています。
チェックリストを用いることもありますが、まず自分自身と向き合って、自分の状態を言葉にしてもらうこと。苦手な状況、苦手な相手と対峙したときに、避けたり、なかったことにしとうと考えたり、何も言えず悶々としたり…。自分のためにも相手のためにも好ましくないと思っていることにしっかり向き合って、自分はどうしたいのか?どうありたいのかを考えてもらう。それが明確になって初めて、ではそのありたい自分のために、何をどのように取り入れ実践すればよいかに気づくことができます。

アサーションは「頼む・断る」「批判を受ける」「助言する」「怒りを扱う」…など様々なケースにアサーティブに対処しているかが問われます。しかし、ケース別の対処だけを理解しても、実際にはうまく対処することができません。大切なのは、「伝えたいことを伝わるように届けていること」と「相手のことを深く理解していること」の2つです。普段から、この2つが実践できていれば、どのような状況でも恐れや不安を感じることが減ります。特に相手のことを深く理解していること、そのために相手の話をきかせてもらうことが、最も大切です。
でも、これがなかなか難しいのです。

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