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wantの前にcan(2)

仕事の改善を行う際に大切なことが2つあります。
·あるべき状態を具体的に設定すること
·現状の把握を正確に行うこと
です。
この2つが明確にすれば、具体的な対策が見えてきます。

でも、これは仕事だけではなく、自分自身のキャリアを考える上でも大切なことです。

やりたいことを明確にする前に、自分自身、何が出来て、何が出来ないかを見極めること。
今までやってきたことだから、経験しているから、できるから「〇〇をやりたい」「〇〇になりたい」に繋がったのだと思います。

しかし、
「〇〇になりたいんです」「〇〇をやってきました」と言っているだけでは仕事に繋がりません。報酬を得たい、継続的に仕事を行いたいと思ったら、勉強してスキルを身につけただけでは不十分です。世の中そんなに甘くありません。

求めている人の期待と要望に応えながら、価値提供を行うこと、出来ない人に出来るようになってもらうこと、相手が抱えている問題や課題を解決、改善できることが求められます。

そして、
「この人がなぜこれに携わっているのか?」
「他の誰でもない、この人の話を聞きたい、この人から得たい」
と思ってもらえることが、選ばれるということです。

これがトレンドだから、私もこれくらいは出来ないと取り残されるという感覚だけで飛びついた時点で、そこはレッドオーシャン。その他大勢の1人になっているということ。

「〇〇になりたいから、今、〇〇を勉強しています」という人は星の数ほどいますが、まだまだ魅力や可能性の宝庫だ!と思えるくらい、これまでのことをきちんと整理して、自分自身のことを楽しそうにわかりやすく語る人は、意外と少ないような気がします。

自分自身ととことん向き合い、自分の出来ることと出来ていないことを自分でも目に見えるように整理整頓する。
その上で、自分にとって本当に必要なことを絞り込んで取り込んでいく。

これは、仕事においても自分らしい人生を送るためにも必要な作業だと思っています。

やり方があるわけではない、なかなか見えにくいことでもある。時間もかかります。

でもこれがきちんと出来ていれば、今、自分は何をやっているんだろう?このまま続けても大丈夫かな?という不安や迷いが生じることは減るし、人がやっていることを見て、私も!と焦ることもなくなります。
そして、限りある時間と限りあるパワーを健全に使うことができるのです。

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