記録力×問題解決力
来週の月曜日に、山口県防府市で女性の再就職講座を担当することになりました。
テーマは、「記録力を高める ~再就職・仕事に必須! メモの取り方・活かし方~」です。
防府市の方が「ありきたりのテーマではなくて、求職活動にも、就職してからも必要な内容」をと、山口仕事センターにご相談されたとき、担当の方が私のことをご紹介してくださいました。
私自身が、再就職講座の受講を経て今の仕事に就きましたし、講座のテーマが私が最も得意とする分野なので、月曜日が今からとても楽しみです。
テキストは、ワークシートを含んだ本編と、手帳の活用ついて紹介した参考資料の2部です。
メモの取り方がメインではなく、仕事や求職活動を円滑に進めるために、メモすることで高めた記録力を、仕事や求職活動にどのように活用するかに重点を置いています。資料を作成している間も、ワクワクしっぱなしでした。私自身が受講したいくらいです(笑)。
私の「記録の歴史」は、古くは小学校4年生の自由ノートから始まりました。
「何でもいいから、毎日自由に勉強したことをノートに書きなさい」と先生に言われて1年取り組んだ「自由勉強」。
毎日せっせと復習したり、練習したり、調べたりしたことが、1年で大学ノート15冊になりました。
母が捨てずに取っておいてくれた15冊の「自由勉強ノート」
して、本格的に記録力を磨くきっかけになったのは、大学4年の就職活動で就職日記です。
就職日記は、まさに「活動記録」でした。でも、単に記録していただけでなくそこから得た知恵やノウハウが、履歴書作成や面接の受け応えに活用し、就職後は、業務マニュアルの作成に繋げていきました。
本を読んで得たものではなく、誰かの真似をしたわけでなく、明確な目的を果たすために、本当に必要だったから、試行錯誤しながら自分サイズのやり方にしていきました。
最近、齊藤孝さんの「頭のよさはノートで決まる」を読みました。本に書かれてある内容は、すべて実践してきたことばかりだったので、心強く思いました。
しかし、研修や講座で、得意なテーマや自分が構築したテーマを扱うときは、ただやり方を紹介するだけでは不十分です。
自分が熟知して使いこないしている内容でも、自分が構築した内容でも、相手の課題や問題を解決するためには、さらに加工が必要です。
便利なやり方を知っても、相手が自分のために使いこなせなければ意味がありません。
研修や講座は、課題や現状の異なる方が受講されています。そして、それぞれ受講する目的が異なっているし、中には目的がわかっていない人もいらっしゃいます。
メモが取れる人も、メモの取り方がわからない人も、まず現状を詳しくお聞きして、課題や解決にメモがどのように活かせるのかを明確にします。
そして、相手に応じてどのレベル、どんな内容に取り組んでいただくかを決め、研修や講座を進めていきます。
長年メモやノートを使い続けながら、問題解決力が身に付いたことで記録力をさらに高めることができたのではないかと思っています。
ただやり方を紹介しているのか?
相手の問題解決のために、取捨選択をして「これなら活用できそう!」と思ってもらえるように導いているか?
この2つは大きく異なります。問題解決力は、どのようなテーマを扱う場合も必須です。
自分が資格を取ったから、実際に活用してきてわかっているからと言って、研修や講座を担当しても、相手の成果や満足につながるわけではないと思っています。
講座は定員10名の対面講座。受講者一人一人とじっくり向き合って、記録力アップのお手伝いをしたいと思っています。
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