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「見ればわかるでしょ?」

今朝は、配送センターのアルバイトでした。
この仕事を始めたのは、お歳暮、クリスマス、お正月料理などの配達で配送センターが最も忙しい12月です。
配送センターでは、お中元やお歳暮の時期だけの短期アルバイトの方を募集してきていただいています。
今年も3名の方が今月のはじめから来てくださっていて、仕事ぶりをみると、仕事を始めた頃のことを思い出します。

私がこの仕事を始めたきっかけは、この配送センターで、次女が働いていたからです。
「荷物の仕分けと積み込みの作業」という簡単な(実はそんなに簡単ではありません)でも、いざ行ってみると、わからないことだらけでしたから、次女がいるだけで、心強かったです。

仕分けた荷物の置き場所がわからなくて、次女によく尋ねていました。
仕事に余裕がある時には、「それは、○番へ」「それは、ココへ」と言ってくれたけど、忙しいときにはよく、「見ればわかるでしょ!」と言われました。
10年以上前の私なら、「その言い方はなに?」と逆ギレするか?もっと前の私なら、パイプイスを振り回して暴れるか?(実際にそういうことがありました)なのですが、今は、落ち着いて「わかった。確認するわ」と言えるようになりました。

他の現場の方もドライバーさんたちも、忙しくて余裕がないと、「自分で確認して下さい」「表示してあるから見て探して下さい」とおっしゃいます。
もっと余裕がないと、言葉もなく険しい表情で振り返るだけの場合もありました。(そういうときは、「自分で調べなさい」ということと受け止め、調べて仕分けるようにしていました)

私は、誰からも、どんなことでも言いやすいんだと思います。良いことも、それはちょっと…と思うことも言ってもらえるのは、ありがたいと思っています。そして、どういう言葉や表情が返ってきても、めげずに声をかけるようにしていました。

「見ればわかる」確かにそうです。聞かなくても見ればある程度のことはわかるのです。でも、見る時間があったら、聞いた方が早く作業が出来るというのが、聞く側の心理だと思うんです。だから、何でも確かめずに聞いてしまうんでしょうね。私の場合は…。
でも、次女と話しながら、それ以外にも理由があるかも…と思いました。

私と同じように週末だけ来られている女性パートのSさんは、私よりも長くく働かれている割には、仕分けのルールがあまり理解出来ていないのと、覚えるより、人に聞けばいい!と、周りの人を頼りがちです。
そして、慌てると確認ミスを連発して、パニックになり「大西さーん」と助けを求めるということをたまにやらかしてしまう方でもあります。


その方が今日、次女に「これはここでいいですか?」と聞いたとき忙しくてつい「自分で確認して下さい」と言ってしまったそうです。
「そしたらね、Sさんが固まってしまったんよー、忙しい時に余計に手間がかかるからあんまり関わって欲しくないよね」と次女。

私の場合は、「確かに見ればわかるわ」と思えるけど、Sさんの場合は、おそらく自分が見ても正しいかどうかわからないから聞いたのだと思います。
そんなときに「自分で見て確認して下さい」と言われたら、余計困って固まるしかなかったのです。

次女「状況が同じじゃないから、伝えるのって難しいね。あーめんどくさい!!」

ついつい自分視点で話していますが、忙しいときも相手の状況を把握してから言葉をかけないといけないなと思った今朝の会話でした。

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