受け継いだバトン

4連休が明けて、また研修と現場改善指導の毎日が続きます。
コロナ感染による自粛や、（本当に必要なのかどうか疑問の）4連休もあり、これから10月下旬まではお盆休みなしで稼働です。
仕事もプライベートも、熱い毎日が続ので、ワクワクしています。

昨日は、新しいお客様のご依頼で研修を担当させていただきました。
全く新しいわけではなく、昨年1月に、数年前から研修を担当している企業さんの社員総会で、講演の機会を得たことがきっかけになり、参加されていたグループ会社さんから声をかけていただくようになりました。昨日研修を担当させていただいたのは、その企業さんでした。

研修を担当させていただく上で何よりもありがたいのは、事務局の方などのように、研修を企画・運営される方が、私の研修を受講してくださっていることです。
研修の内容や、私がどのようなスタイルで研修を進めているかをよく理解しされていて、「この内容や進め方はウチでもぜひ実施したい！」と思ってもらえるのは何より心強いです。
また、研修の冒頭、私の紹介の際に「私たちも研修を受けて、ぜひ皆さんともこの内容を共有したいと思いました」とおっしゃることで、社員の皆さんにも親近感や安心感を持って受講していただくことができます。
冒頭にそのように紹介されると、何人かは「そうなんだー！」という反応を示されているのも嬉しいことです。

研修は、コロナ感染の影響や日程調整でなかなか折り合いがつかず、ご依頼をいただいて半年経ってやっと開催にこぎつけました。
これまで、このような研修の機会を持つことがなかったため、現場で様々な課題や問題が生じていたようでした。
1時間という短い研修会でしたが、受講してくださる方の年代、お仕事の環境、事前に伺っていた課題や問題などを詳しく伺い必要な内容やワークをコンパクトにまとめて担当させていただきました。

嬉しかったのは、ご自身が抱えている悩みや課題に触れた箇所では一生懸命メモを取ったり、うなずきながら受講してくださっていたことです。
現場のスタッフさんたちのマネジメントを行っている方たちなので、私のアルバイト先での経験や大切に取り組んでいることも、具体的で改善のヒントになったようでした。

研修をご依頼いただいたT次長から、「これからも研修の機会を持って仕事や人間関係の改善と向上を図っていきたい！」と喜んでくださっていました。

私は29年前に、この仕事を始めた当初から、紹介だけで新しい企業さんや部署の研修を担当させていただいています。
自分から営業は一切していません。
望まれている方や場所で、期待を超えるものを提供し、課題や問題の改善や解決につなげることを大切にしています。

「営業しなくても仕事の依頼が来るのは楽ですね」と言われることがありますが、決してそうではありません。
担当する企業さんの期待だけでなく、ご紹介いただいた方の期待も込められているのです。
だからこそ、自分の持てる力を発揮して、皆さんに喜んでいただきたい！という思いが強くなります。
プレッシャーを感じないと言えば噓になります。でも、プレッシャー以上に、私が研修を担当させていただくことで、紹介してくださった方と研修のご依頼をいただいた方の関係がさらに深まると思うと、ワクワクします。
そして、要望のある限り研修のリピートやテーマの拡大につなげられるように努めています。

実は、企業さんとのご縁を直接紡いでくださった方は、6月末で会社を退職されました。
責任感の強い熱い思いを持っておられた方だったので、今回の研修のことを案じておられると思います。

はなちゃん、いつも、本当にありがとうございます。無事に研修が終わりました。これからも、受け継いだバトンを離さず、ご縁を成果につなげていきたいと思っています。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。