万年筆の字がかすれる
昨年から、毎日使う筆記具が万年筆に変わりました。
ボールペンのように、書き味の良さを求めて、万年筆が少しずつ増えています。高級なものは、あまり持っていませんが、「書き味が良い!」と思うものは、それなりの値段がします。
持っている万年筆の中で、お気に入りなのがLAMYの万年筆です。
値段も手ごろですが、ネットで購入すると、市販より安く購入できます。
ボディの色もカラフルです。
手前のオレンジ色のは、復刻版としてボールペンとのセットで販売されていました。
奥の黄色いのは、ネットで購入しました。
いつもこの2本を使っていたのですが、2本とも突然、字がかすれるようになり、とうとう書けなくなりました。
インクカートリッジの中身は全然減っていないのに、1本だけでなく2本ともある程度書くと、同じように字がかすれて書けません。
復刻版を買ったお店に相談すると、「インクが詰まっているのかもしれませんから、2,3日水に浸け置きしてみてください」と言われました。
アドバイス通り浸け置きしたのですが、やはり字がかすれてしまいます。
もう書けなくなってしまったの?そんなに安い筆記具ではないのに…!!と思いながら、ネットで検索していると、
万年筆修理の修理を専門にされている方を見つけました。
早速 ホームページを見に行き、説明に従って万年筆を郵送しました。
到着後、すぐ「修理しますので3週間ほどお待ちください」とメールで連絡が入りました。
そして、一昨日、
「作業が終了し、本日発送手続きをいたしました」とメールが入りました。
メールには、字がかすれてしまう原因も書いてありました。
「カートリッジインクは、未使用であっても経年により粘性が高まっていきます。ご使用のカートリッジインクは粘性が強く変化しており、詰まりやすい状態となっておりました。できるだけ製造から新しいインクをご使用ください」
インクに原因があったなんて意外でした。万年筆は学生の頃から使っていましたが、今までに、経験がなかったことでした。
カートリッジインクも、昨年、ショップで買ったものだったのです。製造からしばらく経ったものを販売していたのかな?(そのお店にも問題があるんじゃないのかな?)
これからは、カートリッジインクではなく、コンバーターにボトルインクを少しずつ入れながら使うことにしました。
ちなみに、修理代は1本3500円でした。(消費税、返送料込み)
2本修理に出したので、7000円の出費になりました。でも、長く万年筆を使っていくための知識を得ることができたので、半分以上は受講料。
ボトルインクとコンバーターが届いたら、また使えるのが楽しみです。
修理をしてくださった方は、万年筆マニアには有名な方のようです。