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一人ひとりの思いが詰まった修了レポート
先日、専門学校の前期修了試験がありました。
試験は私が皆さんに課題を出して取り組んでもらうと同時に、私の講義が評価される場でもあります。
講義がわかりやすかったや楽しかったという内容ではなく、自分自身のコミュニケーションについて振り返ったり考える時間になったどうか?
少しでもそういう時間になるよう、毎回、1人ひとりと、「今日の気づき」という要点と感想や質問を書いてもらうレポートを介して対話を重ねています。
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試験中、みんな一心不乱にという表現が一番ピッタリくるように、夢中で用紙を埋めてくれていました。試験が終わり、みんなが退室した後に、裏向けに置かれた用紙を回収します。
裏に向けてあっても、ぎっしり書かれたのがわかりました。中には、力を込めて書いてくださったのでしょう。用紙がふやけていたり、筆記した跡で凸凹になっているものもありました。
1日置いて、移動中の新幹線の中で1枚1枚、読ませてもらいました。
●リハビリとコミュニケーションが密接な関わりであることに改めて気付かされた。
●講義で教えてもらったことを実践すると、コミュニケーションがスムーズになって不安やストレスを感じなくなった。
●長年、断ることが悪いと思っていたけれど、チャレンジしてみると、相手から「わかった!」という言葉が発せられて、びっくりしたし、長年のモヤモヤが晴れた。
●ずっと苦手だった自分自身を認めることが、今少しずつできるようになってきている。
●最初は面倒くさそうな講義だと思っていたけど、今はどの講義よりも好きだし楽しみになった。後期の講義も今から待ち遠しい。
特に講義の後半は、ワークよりも説明の時間が多かったですが、それが、自分としっかり向き合う機会になったようでした。
留学生の方には、「日本語でも、母国語でもどちらでもいいですよ」とお伝えしました。
すると、母国語でギッシリ書いてくださったり、片言の日本語で一字一字丁寧に書いてくださっていました。
留学生の方は皆さん社会経験を積まれています。日本にリハビリテーションの知識や技術を学びにこられているだけに、将来セラピストとして活躍することを見定めて、治療にコミュニケーションは不可欠なものであることや、自分自身が患者さんとどのように関わるかを、具体的に書いてくださっていました。
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単なる学科のレポートではなく、1枚1枚に、1人ひとりの3ヶ月の歩みやストーリィーが克明に書かれてある大切な記録。
繰り返ししっかり読ませていただいて、後期の対話や関係をさらに深めたいと思っています。