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専門学校でインタビュー実習

水曜日は、島根のリハビリ専門学校の講義でした。講義が始まって3回目。今年は最初の講義の冒頭でメモの取り方と、講義の終わりに提出してもらう感想レポートの使い方を説明したためか、各自がせっせと筆記具を持って、レポートに書いてくださっています。

毎回、簡単なワークを取り入れながら進めていますが、今日はワークが中心の講義。
24年前に講義を担当し始めたときから行っているワークで、くじを引いた相手と1時間一緒にいて、お互いの話を聞き合うインタビュー実習です。

同じ学年とはいえ、学科が違うと交流する機会はありません。3学科合同の講義でも、同じ空間で一方通行の講義を受けているだけのことが多いのです。最近はスマホが普及したことで、個人行動が増え、同じクラスでも交流が減っているそうです。さらにコロナの関係で、講義が一部オンライン化。
人と関わり寄り添って患者さんのリハビリに携わる仕事ですから、学生生活の中で自分から関わり関係を構築する力をつけてもらいたい!
という思いからこの実習を続けいます。

学科ごとに人数が異なるので、くじでペアになる相手はもれなく別の学科の人。
みんな、先週から少し不安そうでした。
でも始まってしばらくすると、広い教室のあちこちで笑い声が聞こえ、みんな楽しそうに会話をしています。

そして感想レポートを提出するときに、普段はあいさつをして用紙を置くだけなのに、みんな楽しかったです!と笑顔で感想を伝えてくれていました。

提出されたレポートには、
「最初、緊張して話も噛み合わないことがありましたが、続けていくうちに会話が弾んできました」

「時間をかけて相手と向き合うことは大事だなと思いました」

「相手の人が笑顔で話を聞いてくれたから、話しやすかったです。わたしもやってみようと思いました」

「趣味や好きなことは全然違いましたか、だから新しいことが知れてよかった!」

と、たくさん大切なことに気づけたようでした。教室を出る時、みんなお互いに声をかけあっでいる様子も素敵でした。

今日のワークは学生たちにとってとても充実していたようで、帰る際、担任の先生に、
「実習のことをみんな喜んで私に話してくれました」と声をかけていただきました。
楽しいこと、嬉しいことがあれば、誰かに話したくなりますね!

これで一気に一体感が出てくると思います。

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