Dくん、卒業おめでとう
本日、私がかれこれ7年も親代わりをしているDくんが専門学校を卒業しました。
彼が日本に来たのは中学校3年生の9月。半年の中学校生活ののちぎりぎり県立高校の夜間部に滑り込み、高校卒業後は専門学校へ進学。そして最後の最後までヤキモキさせられましたが、専門学校もなんとかみんなと一緒に卒業することができました。
在籍した学科には日本人しかおらず、途中留学生の学科に変わりたいと弱音を吐いたこともありましたが、2年間のうち休んだのはたったの1日。(この1日も休まなければ皆勤賞だったのに残念)
卒業式は残念ながら当事者だけで、保護者はオンライン視聴になってしまったのだけど、それでも先生たちの送る言葉に私はいちいち胸が熱くなってしまったのでした。
外国にルーツのある子どもたちが高校やその先に進むのは本当に大変で、本人の日本語力や学力が求められるのはもちろんのこと、親が教育の大切さをわかっていないといけないし、さらに言うのなら学費が払える財力もないといけない。(彼の場合は親が学費の支払いを拒否しちゃったから、それこそ私が親代わりになって助けたのだけど)
ネパール出身の親の場合、今でこそ子どもの教育に理解のある人が増えてきたように思う。でも学校へ行かせずにバイト(仕事)をさせる親もまだまだ一定数いるわけで、彼のケースが勉強して学校を出たら親に付属しない未来が描けるということのロールモデルになってくれたらいいなと思うのでした。
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