時給4000円
在日ネパール人に一番多い在留資格「家族滞在」で日本にいるのは、コックさんの奥さんとその子どもたち。
この「家族滞在」というのは本体者(この場合コックさんのこと)に扶養を受けることを条件に日本にいることができて、資格外活動として週に28時間まで働くことができます。
ところがこれが問題ありまくり。
まずコックさんの奥さんたちはベッドメイキングのバイトをしていることが多いのだけど、1室清掃したら500円になるらしい。
1時間で8室清掃をした(ことにしている?)人は時給4000円になるよね。ところで1室をちゃんと掃除しようと思ったら30分、早い人でも15分はかかると言われているのだけど、本当に8分で掃除していると言い張るのであれば、超適当な掃除だろうし、もしも8部屋が大嘘なら、「私、時給4000円、もらってるんだよね~」って言いふらさないで欲しい。
週に28時間っていう縛りがあるが故の苦肉の策なのかもしれないけど、なんだかなあ。
しかもみんなダブルワークはするわ、確定申告はしないわ(税金保険は未納状態)ぐだぐたもいいとこ。
税金保険に関しては、日本とネパールをしょっちゅう行き来してたり、iphoneの最新型持っているくせに「お金ないから払えない~」とか言うからね。それ、お金ないって言わないから!
もはや本体者よりもがっつり稼ぐ「家族滞在」。扶養者の意味とは?
しかもこの「家族滞在」は年齢制限がないのだとか。40歳になっても50歳になっても扶養者でいいのかなあ。
家族滞在同士でくっついて子どもがいる人も知っているけど、子どもの在留資格も今は何とかなっていても、大人になった時に困るんじゃないのかな。
先のことなんて考えてないんだろうなあ。
でもって一番やるせないのは真面目に法律を守っている人が馬鹿をみていること。週に28時間も税金保険の支払いもちゃんとしている人が報われないのはなんだかなあと思ってしまうのです。
あんまりやりたい放題だと、ネパール人の評判にも関わってくるし。悩まし過ぎる。
写真は2023年3月にネパールへ行った時に泊まったカトマンズ・タメルのホテル。めちゃ広かった。