#03 すき焼きジャパン
プロジェクト名を何にするか?
日本の伝統文化を世界に発信することが目的なので、海外から見て「日本らしい」響きにフォーカスし、やっぱり「九」さんの「あの名曲」に勝るものはないだろうということになり、
「Sukiyaki Japan」
というプロジェクト名が決まりました。
こうなると、何だか急にテンションが上がりだし、あまり進んでいないのに、うまく動き出しそうな雰囲気が生まれるものです。
NFTの第一弾アーティスト(職人)さんの選定は、京都ですでに輝いていて、作品に個性のある女性にしました。
作品自体に力があり、写真にしても魅力的なので、彼女の作品をどんなNFTで表現すると、彼女の作品を知らない人たちの目に留まるのか?
そして実際に発表したのがこの「Blue Pottery」シリーズです。
日本語にすると「青い陶器」です。
陶器にハサミで模様をつけるという彼女独特の技法により生み出される作品に「光」を透過し、幻想的に演出したNFT画像として発表しました。
マーケットプレイスは「Opensea」と「Rarible」で悩み、「Opensea」はすでにマーケットが大きすぎて、ここで無名の私たちが戦っても勝つのは難しいと判断し、「Rarible」でスタートしました。
販売方法も、どんなやり方がうまくいくのか当時は成功例の情報もあまり転がっていなかったので、とりあえず全部試しました。
結果的に初めて売れた作品は
「オークション」で「1点もの」
でした。その後も「オークション」で数点売れました。
ただ、ここで問題が発生します。ガス代です。
売上価格<(手数料+ガス代)
という悲惨な公式が成立し、売れれば売れるほど赤字になるのです。
そう…2021年8月頃はガス代(イーサリアム)が高騰していたのです。
ただ、この時は、作品が売れて人の手に渡ることの嬉しさと、知名度を上げるという目的のもと、この方針のまま続行しました。。。