自分が生きるためのキャリアの振り返り
今回はキャリアについて考えてみました。
キャリアというと、人生を歩んでいるうちに身についてきた経験や能力、結果の総体ともいえばいいのでしょうか。
ググってみました。
さてもう10月が過ぎ11月です(この記事の執筆時点は2024年10月です)。
4月に年度が始まって約半年。就職、転職を振り返る時期。これから転職を考えだしたりする時期です。これを機会に「キャリア」について、転職や職歴上の成長のみならず、私たちの人生に役立つ形で考えてみましょう。
1.専門や資格の取得
キャリアというと保持している何か特定の分野の専門知識、専門技術、また、専門的な資格取得による可能な仕事の拡大などを思い浮かべます。
専門知識でしたら、法律、経営など業種横断的な知識と、建築学や看護など業種ごとの知識、商品の特徴など各企業ごとの知識などがあります。
資格でしたら、弁護士、税理士などの国家資格、ファイナンシャルプランナーなど多くの人が知っている民間資格、そして、趣味などあまり知られていないマイナーな民間資格などがあります。
一方で、資格にとらわれない専門知識は多数あります。国家資格など信頼できる資格で表章される専門知識は、あらゆる職業やその他の人間の行いのなかではごく一部を表しているにすぎません。
専門技術でしたら建築職人さんや各種の伝統工芸品の作成、モノづくりや農業の現場などがあり、枚挙にいとまがありません。
資格はその取得が知識、技術、経験を表しているので、私たちにとって意味合いはビビッドに、デジタルに決まります。
しかし、資格に寄らない専門知識や技術、また資格を取得した上でのさらなる知識や技術、経験の上乗せは形に見えるものではありません。
2.転職のためだけでなく自分のためのキャリアの棚卸をしよう
転職の際などに職務経歴書を書く際に、専門的な経験や知識、技術に関しての棚卸をします。
とはいえ、私たちが身に着けている知識、技術や経験は転職の際の見栄えのために日夜、努力しているわけではありません。
私たち自身のためであり、医療的、福祉的なものなど世のため人のためにもなるものもあります。
ですから、転職の際の職務経歴書作成のためだけでなく、自分と人々のためのキャリアの棚卸というものを考えてみたいと思います。
転職のためというわけでもないので、別に転職する気がなくても考えてみましょう。
自分の専門を整理して、自分のため、人のためにどんなことがこれからできるかを考えてみましょう。
「福祉職だが音楽に詳しいので音楽を使った支援の取り組みはできないだろうか」
「野菜作りに詳しいので、職場にプランターを置いて野菜作りをしてお客様にアピールしていこう」
「地理に詳しいので旅行ガイドができないだろうか」
「会計知識があるので、今度は非営利組織の会計を目指してみよう」
もちろん仕事でなくてもいいでしょう
「地域の公園の植生に詳しくなったのでアーカイブを作って地域の子どもたちの自然観察の参考にしてもらおう」
創造的に想像的に考えていきましょう。
自由に考えていると楽しいかもしれません。
コーヒーを飲みながらでもいいし、ビールを飲みながらでも。
楽しいと感じられたらめっけもんですね。
明日も頑張る糧になると思いますし、生きていく目的にもなっていくと思います。
3.経験の積み重ね
業種、職種特有であったりもしますし、業種、職種を横断することもありますが、仕事などの経験の積み重ねは大事です。
毎日毎日の出会った出来事や自分の判断(したこと)が年齢と就労年数を重ねるうちにどんどん積み重なってきます。
これらの多くは若い人にはまだ保持できていない貴重なものです。
仕事での経験年数が多ければ多いほどあなたの場数は増えて行きます。
それはあなたが転職しようとするときにどれだけ先を見越して予測することができるかにもかかわってきます。
あなたの経験の積み重ねですから、その豊かな経験はぜひあなたのために使って下さい。。。
4.子どもに語れる「キャリア」ですか? 友人に語れる「キャリア」ですか?
年齢を重ねてくると振り返れるキャリアも多くなってくると思います。
もし、皆さんに子どもがいれば、子どもに自分の仕事をどのように説明するでしょうか?
私の場合は思い起こせばあまり語ってこなかったと思います。
むしろ愚痴が多かったなって。
一方で、子どもに話せるキャリア、専門的な知識、技術、経験は自分の自信にもなっていきます。
それは子どもでなくても、例えば私たちの家族、友人などもです。
仕事によってはなかなか理解しずらい、イメージしずらい仕事もあります。
具体的に語って魅力を伝えられたらいいですね。。
人に誇れる仕事の取り組み方ができたらいのですが、嫌々やっている仕事ももちろんあります。
いやいややっている仕事でも、具体的に語ると相手に感嘆されることもあります。
苦労話がいいかもしれません。
少なくない人は、自分が経験していない仕事についてはこちらが思っている以上に関心を持ってくれることがあります。
自分の仕事で誇れるところ、「伝えたいところ」を探してみましょう。
「誇れるところなんてない」と思っていても「もし、誇るとすればどんなところか」と考えれば出てくるかもしれません。
それはキャリアの棚卸に通じるものがあります。
5.やりたい仕事をやっていない場合の4つ対策
やりたい仕事をやっている人ばかりではありません。
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