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私、グレました18話


部活にも学校にも行きたくなかったけど、テニスはなんとか最後までやり遂げたいと思っていた。

でも人間関係が辛かった。

イライラと不安が募る中家に帰ってもことみさんが小言を言うようになってきた。

「洗濯物入れといてよ」とか

「ご飯何がいい?」と言われた時に

「肉詰めピーマン」と答えると

「そんな面倒なもの作れない」と。

じゃあ聞くな。

「何でもいい」って言ったら怒るくせに。

私の家の隣におばあちゃんが住んでいて、おばあちゃんの家に行ったりした。

「ともちゃんすごい頑張ってるんだね。偉いよ。」

おばあちゃんはいっぱい褒めてくれたから居心地がよかった。

おばあちゃんが作ってくれるうどんが本当に大好きだったからよく作ってもらった。

でもおばあちゃん家でご飯を食べるとことみさんにキレられた。

家も嫌だし学校も嫌だしどうしようかなって数日悩んでるうちに
徐々にテニス部のいろんな子が話しかけてくれるようになった。

Aチームから降格した子も自力でAチームにまた返り咲いた。

その子を含めていろんな子が前みたいに仲良くしてくれた。

トイレで言い合いしたボス2も普通に戻った。

私がブチギレたのが効果あったのか何なのか分からないけどとりあえず良かった。

私の番はもう時期終わる。

でも次は誰がターゲットなんだろう。

もうこんなイジメも終わりにして、もうすぐ中3だしみんなで仲良くラスト1年を過ごしたいと思った。

でもボスは相変わらずだったけどもうどうでもよかった。

もうすぐ中3でクラス替えがあるしそこでボスと同じクラスにならなければいいと思っていた。


つづく

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