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『読書×思考力UP』チャレンジ!4冊の本で見えた新しい世界

2025年がスタートし、早1カ月が経ちました。みなさんは新年に立てた抱負は実行できていますか?まだ抱負を立てれていないという人も、まだ2025年は始まったばかりです。これから春に向けて何か新しいことを始めてみるのも良いかもしれません。

僕は 2025年「読書習慣を身につける」 をテーマに、1週間で1冊、1カ月で4冊の本を読むチャレンジを始めました。これまで読書をしたいと思いながらも、なかなか習慣化できずにいました。
しかし、改めて自身の目標と向き合った時に、仕事の質を向上させるためには「知識のインプット」&「深く思考する力」が不可欠だと感じ、新年を機に読書習慣をスタートさせました。

この1カ月で読んだのは、『具体と抽象』『「具体⇄抽象」トレーニング』『解像度を上げる』『限りある時間の使い方』 の4冊です。どの本も思考力を鍛えるのに役立ち、実際に読んでみて多くの気づきを得ることができました。

この記事では、それぞれの本の感想や学びについてまとめています。読書習慣をつけたい方や、思考力を鍛えたい方にとって、少しでもヒントになれば嬉しいです。

読んだ4冊の本と感想

この1カ月で読んだ本は以下の4冊です。

①『具体と抽象』(細谷功)
②『「具体⇄抽象」トレーニング 思考力が飛躍的にアップする29問』
(細谷功)
③『解像度を上げる』(宇野常寛)
④『限りある時間の使い方』(オリバー・バークマン)

①『具体と抽象』(細谷功)

この本は、「具体」と「抽象」という概念を整理し、それが思考やコミュニケーションにどのように影響するかを解説しています。
人材紹介の仕事をしていると、転職希望者の面接お見送り理由として、「抽象度の高い回答が多かった」という理由がよくあります。
転職支援に携わるものとして「そもそも抽象的⇔具体的とは何か?」を知りたいと思い、この本を手に取りました。

特に印象的だったのは、「抽象度を上げることで、本質を見抜く力が養われる」という点です。例えば、仕事においても目の前の具体的な課題だけにとらわれず、それを抽象化してパターンを見抜くことで、より効果的な解決策を導き出せると感じました。
また、具体と抽象を行き来することの重要性も学びました。これが出来るか出来ないかが、面接における「抽象度の高い回答が多かった」というお見送り理由を回避するためのポイントになりそうです。
これは、次に紹介する『「具体⇄抽象」トレーニング』とも共通するテーマとなっています。

②『「具体⇄抽象」トレーニング 思考力が飛躍的にアップする29問』(細谷功)

次に、『具体と抽象』で得た知識を実践に活かすために、トレーニング本であるこちらを手に取りました。概念だけで終わらせるのではなく、実際に自分の思考のクセを見直しながら、具体と抽象の往復を鍛えることで、より深く考える力を伸ばしたいと考えました。

この本は、具体と抽象の往復を鍛えるためのトレーニング集です。実際に29の問題に取り組みながら、抽象化・具体化の思考法を実践できる構成になっています。

特に、「抽象度を上げて考えることで、新しい視点が得られる」という点が印象的でした。例えば、営業職としてクライアントと話すとき、「目の前の求人要件を満たす人材を紹介する」ことだけを考えてしまいがちですが、「企業が本当に求めているものは何か?」という抽象度の高い視点を持つことで、より深い提案ができるようになると感じました。

このトレーニングを通じて、具体的なことにとらわれすぎると視野が狭くなり、逆に抽象的すぎると現実の課題解決には役立たないというバランスの大切さを実感しました。

③『解像度を上げる』(宇野常寛)

『具体⇄抽象』の思考法を実践する中で、もう一歩踏み込んで「物事の解像度を上げる」という視点を得たいと考えました。単に抽象的な思考ができるだけではなく、より詳細に物事を捉え、深く理解する力を養うために、この本を選びました。
(ちょうど社内で「30分読書会」という勉強会があり、そちらの場で選んだ1冊となります。)

この本では、「解像度を上げる」ことの重要性が説かれています。解像度とは、物事をどれだけ広く、深く理解できるかという視点です。

特に、「解像度の低いまま判断すると、見落としが生じやすい」という指摘が印象に残りました。人材紹介の仕事においても、「このカスタマーはこの企業にマッチしそうか?」という判断をする際、表面的なスキルや経験だけでなく、「なぜこの人はこのキャリアを選んできたのか?」「どんな環境で最大のパフォーマンスを発揮できるのか?」といった細かい部分まで深く考えることが重要だと感じました。

また、「解像度を上げるには、知識を増やすだけでなく、視点を増やすことが大切」という点も共感できました。本を読むだけでなく、異なるバックグラウンドを持つ人と話すことや、新しい経験をすることも解像度を高める要素になりそうです。

④『限りある時間の使い方』(オリバー・バークマン)

先述した30分読書会で、尊敬する先輩が読んでいた本がこの本です。
「時間」については、誰しもが平等に与えられているものですが、「時間」について深く考えたことがなかったので、まさに時間についての"解像度を上げたい"と思い、この本を選びました。

この本では、「時間は有限であり、それをどう使うかが人生の質を決める」というテーマが語られています。特に、「すべてのことを完璧にこなすのは不可能だから、本当に大切なことに集中するべきだ」という考え方が響きました。

仕事においても、「すべての仕事に等しく全力を注ぐ」ことを目指しすぎると、時間が足りなくなり、結果的にすべてが中途半端になってしまいます。
むしろ、「まずは重要度の高い業務に集中的に時間を投下する」という意識を持つことが大切だと感じました。
そのプロセスを通じて、自身の能力・キャパシティを広げていくことで、中長期的により多くのクライアントに価値を届けていきたいと考えています。

まとめ:読書=思考のフレームワークをアップデートしてくれるもの

今回読書を習慣化してみて、「本は思考のフレームワークをアップデートしてくれる」と感じました。

最近は情報を取ろうと思えば、YoutubeやChatGPTを活用すればインスタントにインプットができる時代です。
ただ、情報の流れが速い・情報量が多い=善ではなく、いかに自分の思考を深く巡らせ、新たな考え方を取り入れることができるかも、自身の成長を実現していくためには大事であるということを体感することができました。

読書は決して一時的な知識のインプットではなく、「思考力を鍛えるためのトレーニング」だと思います。
ぜひ、皆さんも読書を習慣化してみてはいかがでしょうか?
僕も引き続き習慣化できるよう頑張ります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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