海外のお客様に伺った、正式な作法
さて本日、午前中のお客様は とてもファンキーな、
いわゆるナイスガイな方でした。
アフリカ系の、背が高くて顔が小さくてスタイルの良い男性。イギリスやフランスなどヨーロッパの方でしょうか?
気づいた時、彼はショーウインドウに飾ってある戦国武将の鎧兜をじっと見つめていらっしゃいました
ハローと声をかけると、ヘーイという反応。
そして彼は英語で「ノブナガは天皇の名前か?」と聞いてきました。
ヒップホップでも歌い出しそうな容貌なのに、信長を知っていらっしやるのだ!と思いましたが、英語力が乏しくて織田信長や天皇陛下を説明するのは難しい
ここは便利な道具、スマホを取り出して
翻訳機能で伝えることにしました
『侍の起源は遠い遠い昔です
最初の侍の仕事は天皇陛下の護衛でした・・・』
すると彼は
「オー、サムライ ワズァ セキュリティーサービス!ライ?」と大喜び
なるほど、セキュリティーサービスか
そうして内乱から天下統一を目指した信長の話までをかなり簡単に話すと、彼は「アメージング!ワオ!アメージング!ナイス!」と目をキラキラさせて喜んで、いくつかの鎧兜を買ってくださいました。
さて、話はここからです。
お買い上げの商品を袋に入れてお渡しし、外までお見送りをすると彼は(たぶん)「ヘイ、俺達は手の平をグーにするんだ!」と(いう感じのことを英語で)仰いました。
はて、なんだろう?と思いながらも自分の手をグーの形に握ると、彼は「イェーイ!」と言いながらグータッチしていらっしゃいました
そういうことか!と思ったものの、彼は不満顔
「違う、違う!グータッチの後はグーのままではダメなんだ!お互いの手を離すと同時に手は開くんだ、こんな感じにね」というようなことを英語で仰って
自分の手をグーの形からパッと開いて、腕ごと上に上げて見せました
そして「俺達の手はぶつかって爆発を起こすんだ、ボン!それは爆発して上に舞い上がる!」と、いうようなことを英語で話し
そして「もう一回だ!」と仰いました。
なのでリトライ。
お互いの手がグータッチした瞬間に爆発ドカン!
手は爆風の上昇気流にのって開いたまま上に舞い上がる、ひらひらひらひらひらひら〜
終わると彼は「ナーイス!」とニコニコ
どうやらグータッチの正式なマナーを伝授してもらったようです
今後はいつでも正しいやり方でグータッチができます。こんな経験はなかなかないのでバイトをしてよかった、ありがたや。
改めてお伝えすると
グータッチをした瞬間、手を花火が上がるようにパッとひらいて上に持っていく
そうすれば完璧です
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前回の『さくら、咲く』での訂正を少し
記事を書いた後に知ったのですが、台湾など赤に近い色の桜も存在するのですね。
横浜でも赤に近い色の横浜緋桜という桜がみられると知りました
桜がピンク色と思っていたのは勉強不足でした。
それから、海外のお客様は、有名な場所の以外の桜に見向きもしないと思って見ていましたが、桜の花びらが舞い始めると多くの海外のお客様が歓声をあげて桜吹雪を撮影していました
赤い桜もあるし、海外のお客様も桜を楽しんでたということで訂正です