第1回 依存症家族教室①ー2
家族会当日のお話。
…をしたかったのですが(--;)
残念ながら家族会のルールとして、その場他の方の話は他言無用とのことでした(--;)
ルールもしっかりしていて、信用出来る家族会で安心しました^^*
今回は担当心理士同伴で参加させていただきました!
てことなので、私自身の感想および見解をお知らせできればなぁと今回書いております^^*
まず、傾向としてはおおまかに対人系、物質系、行動系の依存性当事者をもつご家庭のお母さん方がこられていました。
円状に並べられた机にそれぞれが座り、向かい合った形で始まりました。
最初はなかなか話し出しにくく、「こんなんで2時間もつぶれるのか?」と内心心配になりましたが
センターの職員さんが話題を切り出し、ぽつりぽつりと話が広がり始めました。
現在進行形で苦しまれている方々のお話は重く、先が見えない暗闇のようで…
それは私に何倍にもなってのしかかり、沼に引き込まれていきそうな感覚でした。
同じ…
共感?そんな甘ったるいものじゃない。さびた鎖が足に絡みつくような気持ち悪さ。
依存性とは、家族ともども生力を吸い取られるもの。当事者の人格さえも滅ぼしてしまう。
幼い私がこちらを見つめて「助けて」
とか細い声で呟いています
若干、引き込まれそうになっていた私ですが、担当心理士と目が合うと我に返りました。
私は何しにきた?一緒に痛み合いに?ちがう!私は…
「依存性は家族が治すものじゃないと思います。当事者にはご自分しか見えてない。家族がいることを、自分が1人ではないことをそう信じらなければ治療も始まりません。母はそうでしたから」
私はここに希望を与えに来た。
ずっと母に寄り添い、気持ちを聞いてきた当事者の想いと、戦ってきた家族の想い。それぞれを知る私はどちらの立場でもない!
振り切った私は最初の傍聴スタイルを捨て、積極的に話に参加しました。
涙を流す家族の方々、
「ありがとう」
その言葉を聞けた時、参加出来てよかったなと思いました。
天国の母にも聞こえていることを願います。
『依存性』
彼らは1人だと、1人で苦しいのだと錯覚しがちです。
攻撃的になったり、疑心的になったり…まるで人が変わってしまう。
そして、周りに迷惑をかけたくない。1人にしてくれと。孤独を選びます。
でも、家族には友人には恋人にはあきらめずにそばで寄り添ってください。
向き合って目を合わせるのが怖いなら、横並びで寄り添えばいい。
それでも、依存性から抜け出すには誰の力でもありません。
自分一人の力でなければ。
そのサポートをするのが周りの方なのです。あなた方とどんな衝突があろうとも、当事者は立ち直れた時に
「ありがとう」
「ごめんなさい」
と感謝するはずです。
なぜなら、依存性の彼らは本当の彼らじゃないからです。それをお忘れなく。