「発達障害」に思うこと。
新年度になった。
春休みも預かりでこども園に毎日通っている息子に対し、「年中さん」と言っていいものなのか若干迷う今日この頃。
まだ「始業式」を迎えていないが、「年中さん」でいいのか。。
しかし園にはさっそく新入園児の「預かりさん」もちらほらならし保育での登園がスタートしているらしい。
「お兄さん」というキーワードに弱い息子は張り切る一方で、
得意の空回りと負けず嫌いと甘えたい気持ちが大渋滞。
新しい友達に色々教えたい一方で、登園にも渋る。
うん、大渋滞だ。苦笑
朝の癇癪を緩和させるために「お支度ボード」を作った。
「朝やること」のイラスト(「きがえ」「はみがき」とか)のマグネットをボードに貼り、出来たら裏返す。するとそこには大好きなキャラクターの「やったね!」シールが登場する。
マグネットをハサミで切る難しさに直面はしたが、とりあえずは上出来。
なによりもまずはやってみることが大事だと思ってる。
やるべきことをわかりやすく認識させることで、先への見通しをたてる。
「あとやっていないことはなんだっけ?」
「すごい!言わなくても自分でちゃんとできたね!」
逐一声がけをする。
現状良さそう。私の準備も前より捗っている。
理想通りの出発時間が、
逆に「何かやってないことないか?!忘れ物は?!」と不安にもさせる。笑
あとはこれがお互いに継続していけるようにしないとなぁ。
最近ふと思うことがある。
「発達"障害"」という名前ではあるけれども、
これは「令和版性格診断」ではないのだろうか。。
過去に流行った
「血液型診断」「●型さんのトリセツ」「どうぶつ占い」…
あ〜わかる〜、そういうところあるよね〜!!が主なリアクション。
B型は空気が読めない、オタク気質
A型は繊細で几帳面だけど部屋がきたない
O型は大雑把
・・・
血液型や誕生日で分類する占い、性格、、、
それがより高度に医学的に分類できるようになった
まさに令和という新時代、最先端の「性格診断」
じっとしてられないところあるよね〜!
興味ある物事への執着から知識量えぐいよね〜!
あ〜!忘れっぽい!すぐ忘れ物しちゃう!!
あんまり変わらなくない??
こんなことを書くと、批判を受けるかもしれない。
そんな甘いもんじゃないと、傷つけてしまうかもしれない。
ただ私は、少なからず当事者で、ケアラーである。
「あ〜そういう感じか〜」というリアクションは、
客観的に相手を分析し対策を練るために必要な感情とも思う。
A型さん、
傷つきやすいからもっとゆる〜くでいいんだよ!
相手はそこまで深く考えてないかもしれない!
B型さん、
自分の意見もいいけどまずは相手の話も聞こう!
興味ないのわかるけど、相手のことを思って!
O型さん、
最後もう一回確認しよう!ケアレスミスやりがち!
うっかりが減るとパーフェクト狙えるよ!
ASDさん、
忘れ物しがちだからチェックリストあるといいかも!
ADHDさん、
じっとしてられなくなったらまずは深呼吸しよう!
HSPさん、
相手のことより自分の気持ちを大事にしていいんだよ!
・・・・
え…あんまり大差なくない???
自分ってこういうところあるか〜そうか〜を専門家に判断されるのは
占い本よりも正確なんじゃないの??
専門家から対策方法を学べられたら、もっと毎日が生きやすくなるかも。
そんな受け止め方ではだめなんだろうか?
我が子の発達障害を認めなくないという親御さんを時々耳にする。
そんなわけがないと言って、検査にも行かない。
不思議なもので、その発言はお父さんがしがちに感じる(自分統計)
我が子は「定型」に違いない。そう思いたいのだろうと思う。
でも待って。
定型ってそんなにいいこと???
それはもう、人次第じゃないの???
「よくそんなポジティブでいられるね?!」と言われることもしばしば。
しかしどうだろう。
ネガティブに捉えていたところでなにも進まないし、
気持ちが落ち込んでていいことって正直何もない。
うまく行かずイライラに心を支配されるくらいなら、対処方法を知りたい。
本人にとっても周りにとっても、より生きやすい方法を学ぶ。
それが療育なんじゃないだろうか。
そんなことを考えながら、
明日の「おしたくボード」を作る。
育児の苦手な「定型」は、
明日も子育てがんばれるように睡眠もちゃんと取ろう。
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