見出し画像

初めてがん検診を受けた39回目の誕生日~愛・家族・信頼

本日誕生日を迎えました。
ありがとうございます、ありがとうございます。
おかげさまで、わたくし39歳を迎えることとなりました。
これもひとえに皆々様方のおかげでございます。
見知らぬ私を心優しく見守ってくださり、心から御礼申し上げます。
みんなありがとう!

でね、誕生日だからせっかくだし有給取ったんですよ。
だれか遊んでくれるかな?と思ってね。
そしたら、みーんなにお断りされちゃって。
さすがに4人目のお断りで私も心折れまして、
「今年の誕生日はがん検診をしよう!」と決めたのでございます。

※ちなみに、今回は検査については書いていません、すべて私の感想だけなので、お役立ち情報は皆無ですのでご了承ください。

市から来てた、子宮頸がん検診のクーポン。
20歳以上の偶数年で来るやつです。
私ですね、結構おおらかな性格をしておりまして、且つ超がつくほどのめんどくさがりなのです。
これまでも何度かがん検診の案内が来ていましたが、内容を確認して捨てていました…😇
妊婦健診のときは頑張って健診を受けてましたが、それ以降は婦人科系の検診はすべてスルー。
そう、実に10年ぶりの子宮頸がん検診です。
あ〜めんどくさいんだよな〜、予約取るのも面倒だし、休み取るのも面倒だし、服考えるのもめんどくさいな〜。
までもそこは切り替えまして、面倒だから乳がん検診もいっちょやってみっか!と思い立ち、乳がん検診も実費で受けてみました。

初めて行く病院です。
裏口から入ったため、受付までたどり着くまでに院内で迷子になりました。
薄暗い廊下、脇の長椅子には俯いたおばあさんが1人。どちらも向いてもスタッフさんは誰もおらず、誰の声も、なんの音もしません…。
え、怖。
今まで行った中で1位2位を争うくらいの怪しい雰囲気の病院です。
とりあえずどちらかに進もう!と決めて第一スタッフを見つけるまで歩きました。
仄暗い廊下の向こうで看護士さん発見!受付までの道のりを聞きながらなんとか総合受付へ。
見事に予約時間に遅刻してしまいましたが、総合受付は人もたくさんいて、スタッフさんもみんな元気で、雰囲気もとえも明るかったです。よかったよお……!

そして乳がんエコー。
放射線科の受付は無人です。そっと書類を出して廊下のベンチにて待機。
無音の薄暗い廊下。
怖い。
人もいないし、この受付であってるのか?と自信も失っていきます。
もしかしたら私が間違えてるのかもしれない。
そう思い受付に置いた書類を取ろうと振り返ると、窓口の向こう側に男性がこちらを向いて座っていました。
ひえ…!
いつの間に…?
すぐ元の姿勢に戻りました。怖くて「受付こちらで合ってますか?」なんて聞けねえ。
どれくらい時間が経ったでしょうか。
ようやく名前が呼ばれ、無事やさしそうな女性の先生に見て頂くことができました。よかった……。

そして次は促されるまま婦人科へ。
突き当りのカーテンを開くと、少しだけ明るい、狭い廊下が見えました。
奥の方には両方の壁際に置かれたベンチに座るご婦人たち。
テレビの音も聞こえて、少し安心しました。
受付の方が少し事務的で、お疲れなのか少し冷たくて、若干心折れそうになりましたが、「あと乳がん検診だけだ」と言い聞かせて大人しく待ちます。

しかし、いつまで経っても呼ばれない名前。
出だしのスタートが遅れたせいか、なかなか呼ばれません。
周りの同志たちも、スマホを取り出したり、じっと手を見つめたり、目を瞑ったり、お疲れのようでした。
私は目を瞑り、自分を見つめていました。
「なんで私は誕生日に無言でこんな固い椅子に座っているのか。」
「どうしてがん検診にこのクリニックを選んだのか。」

1時間くらい待ったでしょうか。西日が射す頃にようやく呼ばれました。
もうこの病院に来ることはないな……
そう思いながら入った診察室。

すると中には、なんと川口春奈さんがいたのです。

「え!!めっちゃ可愛いやんこの先生……!!(☆口☆)」

そう正確には川口春奈似の女医さんでした。
ラッキー!!!!
可愛い人やきれいな人が大好きな私は、今日1日の嫌なことすべて吹き飛ばすくらい、テンションが静かに上がりました。
まあ~、かわいい人は声もかわいいんだねぇ
性格は多少きついんかな、それくらいがまたいいよね
なんて心の中で思いながら、問診と検診を受けます。
春奈先生はテキパキと全部の処置をされて、「また結果郵送しますね!(にこっ)」とにこやかに送り出してくれました。

うん、また来年もここ来よう。

ラスト30代の素敵なスタートが切れたんじゃないかしら、そう思います。
不思議なダンジョンを攻略したあとのような爽快感。
得も言われぬ高揚感。これは誰かに話さねば、と思った次第です。

その後は自分でケーキを買い(プレート「お母さんお誕生おめでとう」とロウソク39歳分もしっかり頼んで)、夜は自らハンバーグと豆苗スープを作りました。
そして夕食後にみんなでハッピーバースデーを歌い、ロウソクを吹き消し、ケーキを食べ、夫とこどもたちからプレゼントをもらいました。
「ぼくたちもお金出したんよ!」
「先週から準備しとったんよ!お母さん知らんかったやろ~!」と嬉しそうな次男。
うん本当に知らなかった!びっくりしたよ、ありがとうね。
君たちももう内緒のプレゼントが用意できるようになったのかい……。
大きくなったね。本当に驚きました。

こどもたちからのメッセージカードには、可愛い字でお祝いの言葉がかかれていました。
そして中心には赤マジックで文字が。
長男「それ、大事なもん書いとるけん」。そこには大きく

『愛』 『家族』 『信頼』

え、どんなワードチョイスよ(笑)。

ちょっと笑ってしまいましたが、嬉しかった。
お仕事手帳に挟んで、合間でそっと覗こうかなと思います。

さあ今年もいっちょやりますか!
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
久しぶりに勢いだけで書いた。
でももう振り返らない(読み返さない)。
このままの私で行きます。

みんなありがとう~!

いいなと思ったら応援しよう!

なぎお
ここまで読んでいただいてありがとうございます。今日も良い日でありますよーに。

この記事が参加している募集