熱帯の冬

毎週（今も）ベトナムに台風が来る今年。もう来年の干ばつが心配されているほど雨季は少雨だったので、まだ雨が降ってもいいなあ、と思っていたけれど、北から滔々と冷え冷えした風が吹いてきて、空は澄み切って放射冷却のせいもあって今朝の気温は17度。予報最高気温は31度。1日のうちに四季があるような、本格的な寒季がとうとう到来してしまいました。

すっかり日の出が遅くなった朝、まだ暗いうちから、セーターを着て庭へ出てふわふわと遊びながら、あまり蚊を心配せずに、人工衛星がきたから東を横切っていくのを待ち受けたり、空が明るくなっていく中で、いつまで金星が見られるか試したり、日の出とともに野菊が開いていくのを見た、、薔薇の蕾（今年は暑くて、つい最近まで蕾がついても熱と強すぎる陽射しで枯れてしまっていた）の数を数えたりの冬日課が始まりました。

寒い地域が起源の白いふわふわ（我が家のイングリッシュゴールデンレトリバー ２歳）は、沼沢地を走り回って水鳥を見つけて狩る祖先の記憶でも蘇るのか、いつになく激しく走り回ったり、タオルをお源さんちの隆子がおさげを振り乱すごとくにぶん回し、この朝の冷え込みを楽しんでいる様子。

そして、ご飯のあとは、雨季の頃は冷たいタイルの床にお腹を貼り付けていたのに、最近は仰向けになって寝るのが日常に。お腹の毛をそよがせて寝るのが気持ち良いらしいです。