1990年代 英国ロック史に残る名曲たち Vol.3
Reef - Place Your Hands
今回はロックフェスの聖地、グラストンベリー出身の4人組バンド、Reef(リーフ)の代表曲を紹介します。
リーフ?葉っぱ?なんか可愛いらしい名前だな~
とイメージして聴いたら大間違い。
(そもそもそれはLeaf...)←
1993年に結成、ポール・ウェラー や ローリング・ストーンズ、サウンドガーデン ら名だたるメンバーのツアーサポートを経て、1995年 にメジャーデビュー。
デビュー当初から成功を収め、ブリットポップ 大ブームのさなかにおいてかなりの人気を誇っていましたが、その特色はとにかくめっちゃ ソウルフル🔥
なんなんすかこの声...伸びに、張りに、響きに、太さに、この低さ...
かっちょ良すぎません?????
明らかに同時代に流行っていた他のバンドとは一線を画し群を抜いた存在感を発揮しておりました。
当時イギリスでは黒っぽいハードロックはほぼ下火でしたから、余計に大きな異彩をきらめき放っていたと思われます。
調べてみるとReefというバンドの由来は「 Free(フリー)」からきてるんですね、いま知りました。
Free といえばブルースやソウルに根ざしたハード・ロックバンドとして短い活動期間ながら後に多くのミュージシャン達に影響を与えた伝説的な存在です。
フロントマンの Paul Rodgers(ポール・ロジャース)という名前は洋楽ロックを嗜んでいればよく耳にすると思います。
Wikipediaによると、ローリング ・ ストーン誌の選ぶ史上最も偉大な100人のシンガー」において第55位。半端なく偉大です。
Reefの音楽性も間違いなくFreeから影響を受けてますよね。
ミディアムスローなテンポとリフ、ずっしり構えたハードロックはまさにそれです。
Place Your Hands は彼らの中で一番よく知られている楽曲であると言えます。
「Put your hands on(プチョヘンゾ)」のフレーズがとても印象的で、1度聴いたらなんとなく発してみたいワードの上位にもれなくランクインされちゃいます。
気がついたら プチョヘンゾ、プチョヘンゾ、、、って無意識につぶやいてる自分がいますから。
やばいです、保証はないですがなくてもいいので言っておきます。
タイトルもそうだし、hands upではなくhands onなので、手を挙げるというより手を胸にあてる仕草をイメージしたほうがいいのか。
それとも地面に伏せるイメージ?
でもライブ映像見るとみんなノリノリで手を挙げてるんですよね(笑)
なので天に向かって手を置く、という解釈が正しいのかもしれません。
難しく考える必要もなさそうですけどね。
歌詞については、救いを求めて死んでいく人(自分?)を描いた、若干宗教色のある内容に感じ取れます。
まあ深く考える必要のない歌詞ですね←
Reefの音楽性は一貫していそうでアルバムによって変化が大きく、この曲が収録されているアルバムが最も ずっしり太巻きソウルフル飯(?)と言えるかもしれません。
ボーカルの歌声に酔いしれられる作品となっております。
1997年に発売された2ndアルバム「Glow」の一発目にどんと収録されていますので、ぜひご賞味ください!
Reef - Glow (1997)
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