広く浅い知識で洋楽を語る #4
The Verve - Bitter Sweet Symphony
今回は超がつくメジャーな曲を紹介したいと思います。
Oasisと並んで90sブリットポップ史における大金字塔を打ち立てたウルトラモンスターバンド、
それが The Verve(ザ・ヴァーヴ)
ボーカルを担当するリチャード・アシュクロフト率いるThe Verveは、イングランドのウィガンにて結成。
ブリットポップ全盛期における1997年に発表したアルバム「Urban Hymns」は全世界でメガヒットを記録しました。
1000万枚は売れたとか...😳
彼らのアンセムである「Bittersweet Symphony」は、ひたすら繰り返される美律なストリングスに、ブリットポップを特徴づける浮遊感(トリップ感)、ひたすら障害を無視して真っ直ぐ歩き続けるだけのミュージックビデオのインパクト、曲とMVとの相性、リチャード・アシュクロフトの顔力(笑)、どれをとっても神がかっています。
アルバムタイトル通り、「Urban Hymns(都会に鳴り響く賛美歌)」という表現がぴったりの名曲ですね。
Wikipediaにこんな面白い情報が乗っていますので引用させてもらいます↓
『アーバン・ヒムス』からのリード・シングルとして発表された「ビター・スウィート・シンフォニー」 (Bitter Sweet Symphony) だが、この楽曲で奏でられるストリングスによる旋律は、元々ローリング・ストーンズのマネージャー兼プロデューサーのアンドリュー・オールダムがオーケストレーションでカバーした「ラスト・タイム」 (The Last Time)の曲中にあるものである。これを無断でサンプリングしたとして、ストーンズ側のレコード会社に著作権問題で告訴されて以降、この楽曲のクレジットは「Jagger/Richards」に変更されている。オールダムによるオーケストラ版「ラスト・タイム」は、アンドリュー・オールダム・オーケストラのアルバム「ザ・ローリング・ストーンズ・ソングブック」に収録されている。イギリスの音楽と心理分析の専門家がこの曲を実験体に聴かせて反応を調べたところ、「聴いていると悲しくなる曲」一位に選ばれた。
リチャード・アシュクロフトは2019年5月23日に行われたアイヴァー・ ノヴェロ賞の授賞式で、イギリスの音楽への多大なる貢献が称えられて「ミュージック・アウトスタンディング・コントリビューション・トゥ・ブリティッシュ・ミュージック」賞を受賞しており、それを受けて発表された声明の中で“Bitter Sweet Symphony”の権利やロイヤリティをミック・ジャガーやキース・リチャーズからようやく譲渡されたことを明かした。
こんな経緯があるんですね、知りませんでした^^;
さすが知識が浅い我氏...
てか聴いてると悲しくなる曲1位はじわる...
歌詞の和訳については、有名な曲なのでしっかり解説してくれている人がいました。
自分がGoogle先生を駆使して長時間かけて訳すより圧倒的に合理的で、わかりやすいのでぜひ気になる方はご参照なさって頂ければと思います↓
https://lyriclist.mrshll129.com/verve-bitter-sweet-symphony/
ブリットポップについては語るのがワクワクします。
何故なら称賛の嵐を贈りたい最高のバンドがわんさかいて、後世に渡って語り継がれてほしい名曲がわんさかあるからです。
ブリットポップ特集を組んで紹介したいくらいです。
The Verveのこのアルバムが爆発的に売れた後、皮肉にもブリットポップと呼ばれたジャンルは世界的には衰退していきます。
あくまでも世界的にです。
ピークが過ぎた後も英国は、確固たる実力を持ったバンドを輩出する大国であり続けます。世界的に知られていないだけで。
ここから先の歴史もぜひ知ってもらいたいので、いつかそんな曲を紹介できたらなと思います。
重要なのでもう一度言いますが、ブリットポップというか、90年代におけるUKロックは宝の山です。
挙げても挙げても足りないくらいの天才達がいました。
そして2000年という記念すべき西暦を迎えた時、Coldplayという新たなスーパーヒーローが誕生したりとか...もうわくわくしかないっすわ←
以上になりますが、最後に今回紹介した曲が収録されているアルバムを載せておきます。
14週連続でUKチャート1位を独占し続け、シングルヒットも多く生み出した大名盤。
聴いておかないと人生損です←
Urban Hymns (1997)
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