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1990年代 英国ロック史に残る名曲たち Vol.2
強烈なカリスマ性を携えて90年代のUKロック界に堂々君臨したグラム・ロックバンド Suede(スウェード)をご存知でしょうか?
今回はこのバンドの楽曲を紹介したいと思います。
Suede - So Young
どの曲を紹介しようかなり悩んだのですが、やはりBrett Anderson(ブレット・アンダーソン)とBernard Butler(バーナード・バトラー)の名コンビは外したくないという理由で、1993年に発売された1stアルバム「Suede」の1番最初を飾る So Young にしました。
ボーカルを務めるブレット・アンダーソンの儚げかつ中性的かつセクシーな歌声は、かつてのシーンに衝撃を与え、というか未だに誰にも真似できない孤高の存在として英国ロック史に大きな爪痕を残したボーカリストです。
そこにギターを務めるバーナード・バトラーが奏でる重厚で大胆なメロディーのリフが乗ることで唯一無二の世界を生み出すことに成功し、この二人のコンビは伝説として語り継がれています。
ただ人気のコンビでありながら商業的にはデビュー時以外それほど成功しておらず、むしろバーナード・バトラーが脱退した後の方が売れてしまうという現象が起こっている不思議なバンドです。
僕もこのバンドを知り好きになったきっかけになった楽曲にはバーナード・バトラーはおりませんでした。
1stアルバムには Animal Nitrate や The Drowners といった代表曲が他にもありますが、僕は So Young が1stアルバムで一番好きかもしれません。
泣けてきそうなくらい切なくて、懐かしげな昔の風景が浮かんできそうなメロディーにやられました。
歌詞の内容は終始「俺たちはまだ若いんだから、どこまでも突き進める」な感じです。
ほんとそれ以外のことほぼ言ってません(笑)
この楽曲に至っては非常に単純な歌詞ですが、他ではかなり際どい過激なテーマにも触れていたりして(ここでは言わないことにします(笑)Wikipediaとかで調べれば普通に出てきます)(上記に挙げた楽曲がそうなんですけどね←)、
そういった危なっかしさ?とでも言うのでしょうか、こいつらなんかヤベえ!と思わせるとこも人気の一因だと思われます。
Suedeは誰にも真似できない唯一の世界を持ったオンリーワンな存在です。たとえば Oasis や Radiohead に似てるバンドなんざいくらでもいますが、Suedeに似てるバンドとか聞いたことありません。
初めてSuedeを聴いた時の新鮮さや感動は今でも忘れません。中毒性がすごいんです。
UKロック界において彼らは教科書に出てくる(とは)くらい重要な存在ですので、絶対に覚えておきましょう(とは)テストに出ますry
この曲が収録された記念すべき1stアルバムも載せておきます。