広く浅い知識で洋楽を語る #1
前回の記事でも一つ紹介しちゃいましたが、本日はトップバッターという位置づけで洋楽を紹介させていただきます。
Toploader - Dancing In The Moonlight
Toploader(トップローダー)というバンドをご存知でしょうか?
おそらくUKロックを少し齧ってたりでもしない限りは殆どの方が知らないと思います。
2000年にデビューし、2年で2枚のアルバムを発売し活動休止してしまったイングランド出身のロックバンドです。
ちなみに2011年に細々と復活しています。
このバンドは初期2枚のアルバムがとても素晴らしく名曲の宝庫なのですが、その中で最もヒットしたのがKing Harvestというフランスのバンドのカバー「Dancing In The Moonlight」です。
あ、Youtube音源を流しながらでもこの記事をお楽しみくださいませ。
⚫ここがポイント⚫
まずこのバンドの強みは、ジャンルに囚われない豊かな作曲・アレンジセンスと、ボーカルを務めるJoseph Washbournの天才としか讃えようのないソウルフルな歌声です。歌い回しも器用。
僕はこのバンドのアルバムを手にとって聴いた瞬間、まるで魔法にかかったような心地よさに包まれ、陶酔しました。かっこよさと繊細さを兼ね揃えた濁り気の全くないバンドといえます。
この楽曲は特に、ほんとにお洒落で優しいですよね。パリの夜の街並みでもイメージしながらアレンジしたのかなあ。どのシチュエーションでもマッチしますねー。
もっと女性とかのミュージシャンがカバーしても良さげですが、Toploaderが見出して独自の世界観で世界に再生した功績はとても大きいのでそれでおけまる!ってことにしておきます。
歌詞も深く考えるようなものでなく、フィーリングで受け止める系なので訳しません。
Toploader - Time Of My Life
いかに彼らが豊潤なハイセンスを兼ね揃えているかを伝えたいが為、楽曲をあと2つ紹介していきます。
Time Of My Life はジャズフィーリングがほどよい塩梅で練り込まれたノリノリで陽気なナンバーです。タンバリンやブラスバンド、嵐のように弾き乱れるピアノ、クラップ、ギターまでもが管楽器のように無邪気、楽しくなれるならなんでも楽曲に取り入れていくスタイル、楽しい以外に何もない。楽しい以外は何も考えなくてよろしいんです←
こんな最高にハッピーになれる似た楽曲が他にあったら教えてほしいくらい。
もうこのバンドは何をやってのけても最高であるということが言いたいのです。
Toploader - Just Hold On
彼らのルーツは、ジャズにあり、伝統的な英国イズムにあり、ブラックミュージックをいかにロックらしいロックでかつポップフィーリングに体現していくかに追求した一種のブルーアイドソウル的なカテゴリーにも分類できると思います。
まあ言っておきながらカテゴリーなんてどうでもいいくらい彼らのオリジナリティに並ぶものなどないのですけどね。たぶん彼らはロックをやっているつもりなど毛頭もないし、その楽曲としての「頂点」を作ろうとしているに過ぎないだけで。
人生の岐路に立たされて迷ったら声高に、
Just hold on !!(ちょっと待ちなよ!!)
いいですね。こういう歌詞大好きです。こんな生き方に憧れます。
キーボードの奏でが賛美歌のように煽り立ててゴスペルのように尊い。恵みの尊さで出来ている(ごめん意味不明)。
いかがでしたでしょうか?最初に紹介したくなるくらい超オススメのバンドです^^*
余談ですが、Toploaderに似たボーカルのバンドがおりまして、そちらもついでに楽曲だけ載せておきます。僕は最初Toploaderを聴いた時、これから紹介するバンド「Reef」のボーカリストと同一人物なのではと疑ったくらいです。実際は違います。
しっかり比べて聴けば全然違うのですが、Reefというバンドを予め知っている人からすれば、似ていると感じるはずです(わいだけかなー...)。
Toploaderのボーカルと比べて、Reefの方が骨太でよりソウルフルです。
このバンドもいつかちゃんと紹介したいと思います。
最後に、今回紹介した楽曲が収録されたアルバムを載せて終わりとします。どっちのアルバムも聴きごたえ充分です。
Onka’s Big Moka(2000)
Magic Hotel(2002)
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