ダンサーは歌うのが苦手な人が多い!神ひろし解説

 実はダンサーは声を出すのが苦手な人が多いです。喋るのが苦手なんで、身体で表現する道を選んでいます。

ダンサーの中では声出すのが比較的抵抗ないのは「ショーダンサー」と言うジャンルです。
・・・「ヘイ!」「ヤッ!」とかの掛け声をかけ、レビューやショーをもりあげます。こちらは観客を盛り上げる為のテクの一つです。

次に、メンタルな表現がメインのコンテンポラリーダンサーも比較的、声を出す事に抵抗は少ないです。
が、こちらは、観客を盛り上げる意図はなく、あくまでも自分のパフォーマンスの一環の一つとして声を出せます。
客を盛り上げる為に声を出す人は殆どありません。
良い意味でも悪い意味でも、偉大なるマスターベーションです。

バレエダンサーは声を出しません。つうか、出せません。下品と思う人が多いようです。

僕は俳優とダンサーを同時にはじめたので、声を出せないダンサーの気持ちは痛いほどわかります。
声の表現が苦手だから、身体の表現の道にいるのです。

が、劇団四季当時、ボスの浅利慶太さんが「ダンサーを歌手にするのは簡単。歌手や俳優をダンサーにするのは至難。」と言ってましたが、全く同感。

ダンサーが歌えれば・・・鬼に金棒です。

残念ながら日本の俳優は・・・演技力や表現力を持っている人が多く、歌は役者の歌で良い〜と思う人が多いです。
それはある意味正論ですが、俳優がメインのミュージカルは・・・リズム感のない素人ミュージカルになりがちで、目も当てられない場合が多いです。

が、・・・ご招待受けている場合が多い立場上、コメントしないか、出演者に感想を求められる前に、逃げる場合が多いです。
本当の意見を知りたいと追っかけてくる俳優もいますが・・・控えめに・・・がんばってるから良いんじゃないの?と言います。〜汗〜・・・

◆写真:はじめてプロとしてゲスト歌手として出演させて頂いた「應蘭芳リサイタル」
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