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学びの方法

 運動や動作を学ぶとき、一般的には3つのタイプの学習者がいるという。それは、どれが効率的な学び方かということではなくて、それぞれの学習者がそれぞれに好む方法を無意識に選んでしまうということだ。

 その3つのタイプとは、視覚ー聴覚ー運動感覚で、もちろんどれか一辺倒というわけでもないだろうし、課題や状況によって変わる場合もあるかもしれない。けど、大きく分ければこの3つだ。

 視覚型学習者は、見て学ぶことを好むタイプ。どういうことをすれば良いのか、見せて欲しいと思うタイプである。正しい動きを見たい、という場面もあるし、ボディランゲージで示されると行動に移しやすい、という場面もある。

 聴覚型学習者は、言葉で伝えてもらうことを好むタイプ。はっきりと、秩序のある言葉の指示が欲しいと思うタイプである。

 運動感覚型学習者は、動作か接触を通して学ぶのを好むタイプ。どこがどのように感じるはずなのか伝えて欲しい、と思うタイプである。どんどん動いて見て、理解していきたいのだ。

 皆さんは、それぞれどのタイプの学習者でしょうか。

 私自身は、ぼんやりと自分は学習のためには「言葉」を必要としていると考えていたけど、「運動感覚型学習者」の概念を知った時、自分がそうであると気づいた。

 自分がダンスのレッスンを受ける時で考えると、もちろんモデルとなる正しい動き方も見たいし、何をするかの具体的な指示も欲しい。けど、「動いてみたい!」という欲求が一番強かったということを思い返している。先生から受けたアドバイスを、とにかくやってみたいと思っていた。そして良い感覚が得られるまで、何度もなんどもやってみたいと思うタイプだ。

 そして練習の時も、頭の中で先生からのアドバイスを思い返しながら何度もなんども同じ動きを繰り返して行い、身につけていく過程が大好きだ。

 それは私にとっては、自分の身体を発掘する感覚だ。こんなところも動かせるのか、こんな風にしたら身体はこんな風に感じるのかなどと、自分の身体を再発見している感覚だ。

 私にとって新しい動きを習う、身につける、ということは新しい自分を発見することではなくて元から持っている自分の身体の能力を掘り起こし、思い出していく感覚の方が近い。

 自分の学習タイプがわかったところで、これから何かを学んでいくときの方向性が取りやすくなった。自宅待機期間も長くなったが、希望的観測も入っているけど、終わりも見えてきたような気もするので、社会生活が始まったらどんどん実践していきたいと思っている。 

よろしかったらサポートお願いします。外からはそう見えないだろうと思うのですが、案外肝が小さく小さい人間です。でももう少し、自分に自信を持って生きたいです。