邪な気持ちでビッグイシューを買った話
今日、何年?本当に何年かぶりでビッグイシューを購入した。ビッグイシューとはご存じの方も多いと思うが、ホームレスの方が冊子を売り、そのいくらかが自分の働いた収入として手元に入る仕組みになっている、ホームレスの方の自立を応援する仕組みである。
何年か前、多分10年くらい前はよく買っていたけれども、いつの間にか買わなくなってしまった。特に理由もないのだけれども。
今日買った場所は大塚の駅前。
たまに、レッスンを受けに行く朝の時間にビッグイシューを売る方が立っていたのには気付いていたけれども、購入に至ったのは今日が初めて。
どうしてかというと、多分この時期だからだと思うけど、声を出さずにどうやったら売れるかということを考えたのであろう彼は、ビッグイシューを大きく見開き表紙と裏表紙の両方が見えるようにして、両手を高々と掲げて、その雑誌が目に入るようにしていて、なんとなく全身で売ろうとしている意気込みを感じて買ってしまった、というのが一つ。
ともう一つ。
ビッグイシューを買うということは、なんか良いことをしているような気になれません?
数日前から、うちの7歳の高齢モルモットのちゅーの体力が衰えてきていて、お母ちゃんとしては心配で家から離れたくて、自分の半分を家に置いてきたような気持ちで歩いていたわけ。
けどそこでビッグイシューを買うことで、「一つ良いことをするから、ちゅーにも何かいいことを与えてください」と、何か大きなものに願ったのでした。
帰宅してみたら、ちゅーはちゃんと生きていて。
右足が動かなくなっているので、横座りのように身体を横たえながらも、顔を上げて「かーちゃん帰ってきたのか」という顔したので、なんとなく報われた気がしたのでした。
まあ、付け加える必要もないけど、ビッグイシューは、記事のひとつひとつがしっかりと調査してあり、深くて面白いです。
チャンスがあったら是非ご購入して読んでみてください。
良いこともあったりするかもだし。