日記:ベローチェのコーヒーゼリー
赤坂のベローチェ。立川志の輔の「井戸の茶碗」を聴きながら日記を書いている。志ん朝の井戸の茶碗よりも、クズ屋がひょうきんな感じで語られている(気がする)。昨日もここに来た。その時、隣に座っていた女性がコーヒーゼリーを食べていた。短髪。白いシンプルな洋服を着ている。美人だ。すごいスピードでパソコンを叩いている。ロルバーンの白いノートを使っていて、ページが小さい文字でびっしりと埋め尽くされている。その事を思い出して、コーヒーゼリーを注文する。ソーサー型の足の短いシャンパングラス、コーヒーゼリー、ソフトクリーム。320円。見た目が良い。半分はソフトクリームが固いまま食べる。あとの半分は溶かしたソフトクリームと崩したコーヒーゼリーを混ぜて食べる。石坂洋次郎の短編「つくられた真実」の「旧友H君」でH君が言った言葉。インテリについて。「インテリには表裏が多く、言行一致せず、実践力がないということなのだ」ずいぶん昔見た、大森南朋さん主演の映画「キャッチボール屋」にあった言葉を思い出す。おやじギャグについて。「おやじギャグってのはボキャブラリーの増大と羞恥心の欠如だよ」なつかしい。