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ソーヤーの動機 -人狼TLPT #51:STELLA -


今回も観てきました!

人狼TLPT!

「またソーヤーが観たいなぁ」と思っていた矢先にやってくれた人狼TLPT!
矢先と行っても私が観てから半年ほど経っているんですが、それでも全然矢先!ド矢先!

やっぱり村田さんから出るソーヤーの人間性や言葉が大好き!


今回も2公演観れたんだけど、これを強く感じました。
確信の上に更にハンコを押された感じ。
嬉しい。
村田さんのアドリブ力、議論も「ソーヤー」としての心を何手先まで見て、等身大で考えて、もしくはそれすら策略であったり、本心だったり。

今回は私が観た前作の人狼とはまた場面の違う
宇宙空間での人狼。
「鱗龍族」「天翼族」「賢獣族」「月下族」、この4種族に加え「人狼族」が全ての相関図を破壊していった。

私が観た2つの宇宙の備忘録をここに残します。


--------⚠️ネタバレ&注意!⚠️ --------
今回の記事は「9/21 人狼 ザ・ライブプレイングシアター#51:STELLA 第14ステージ」(第10ステージ含む)で行われた舞台の感想になります。
どのような結果だったか分かる内容になっています。ネタバレ回避したい方は閉じてください。読んでみようと思ってくれてありがとね🌼
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プレイログ
10st
14st

(↑リンク貼っても15stに飛ぶ!!!🤣)



私が観た公演の村田さん
どっちも人狼陣営だったよ〜!!!🐺🧑🏻‍🌾💥



あれ!?
私これまで4公演人狼TLPT観てるけど
1回も人間陣営なソーヤー観てないな!?


前回も同じこと言ってた。
私が行く回は村田さん人狼陣営説出てきた。

私は助かります。村田さんに騙されてしてやられたいので。人狼な時は当てたいけど。
でも完全人間側で推理したり処刑されたり人間勝利ENDのソーヤーも見てみたいな…

私の見た第10、14ステージでは村田さんは人狼、狂陣でした。
主に14ステージを見て思ったことを書いていくねー


今回も面白かった人狼TLPT!


前回観劇の経験を経て「このキャラクターの意見に引っ張られすぎちゃいけない…!」「このキャラクターはきっとこの角度ですら嘘をついてくる…!」って覚悟をした上で、予想的中ならず!


なんならまた人狼と予想した人がその次の夜に人狼に喰われてて「予想外れるの早いて!」ってなったし、
3日目までに公開された内容でちゃんと推理すれば確定預言者が発言した内容で1人人狼を絞りこめたのに全く違う人の名前を書いていて

「……( -᷅_-᷄ )? 

………!!!!!(; ・`д・´)」



になってました。

半年に渡り繰り返すなよ。同じ顔文字の感情を。


そんなこんなで、第14stのソーヤーは狂陣。
人間でありながら人狼に加担する矛盾した存在。


狂陣って毎回、すべての発端なんだよね。



今回のSTELLA公演では「何者かが『AI NANA(ナナ)』のコマンドを操作し、倫理セキュリティが外されて人狼が放たれた」という始まりで人狼会議が開始される。

その「何者か」がいなければ人狼は放たれなかったのだから、その人物は人狼ではありえない。
「狂陣」。人間でありながらその心に陰りを持ったただ一人の行動で人狼は現れた。


言ってしまえば0から生まれたただ1人の悪者。裏切者。
それが今回、ソーヤーだった。

どうしてソーヤーは皆を裏切ったんだろう?
種族を違えながらも仲良く地球に帰還しようとしていた船に、なぜ人狼を放ったんだろう?


それは舞台上では語られることはなかった。
でも確実にソーヤーは訴えかけていたと思う。
なぜ自分が狂ったのか、なぜ壊してしまおうと思ったのか。


私の勝手な憶測。
原因の大きな部分には「イーゴリ」の存在があると思う。


イーゴリ補佐官。

月下族(テラレイス)の中でも優秀な遺伝子を組み合わせて生まれたルナレイスという種族とのこと。
本来は「頭脳明晰」「超人的身体能力」「容姿端麗」らしいけど
自虐としてイーゴリは「そんなルナレイスの唯一の失敗作です!」と笑いを取ってた。

1日目昼。
会議を重ねる中でノエル、イーゴリが預言者であるとカミングアウトをした後、両者ともパンジーが人間であると宣言した後にソーヤーも遅れて預言者カミングアウトをした。パンジーが人間であると意見も重ねて。

ソーヤー「私も驚いています! 私も驚いています。私が本物の預言者で、私が見た『パンジーは人間である』という結果を、偽物の預言者であるノエル王とイーゴリ補佐官が言っている! 私が本物の預言者でない場合、ここで名乗りをあげるのはおかしい、メリットがない! もしノエル王とイーゴリ補佐官どちらかを投票する流れになるのであれば立候補はしないでおこうと思いました」(ニュアンス)

正直、人間であろうと人狼であろうとソーヤーは一気にだいぶ苦しい局面に立たされていると思った。
ソーヤーがカミングアウトをする以前にソーヤーが1日目にして疑われつつある状況ではあったものの、賭けではあったものの、結果的には票を集める動きにはなってしまったのかなと思う。


ノエル、イーゴリ、ソーヤーで対立した結果、
1日目にしてソーヤーが処刑されることになった。


今回の処刑方法は宇宙船から射出されること。
船内の射出台かな、そこにソーヤーは立ち、扉は閉められる。
その時の、ソーヤーのセリフ。



「今この声は聞こえてますかー?(周囲を見回す)
……聞こえてないんだ。


――ふざけんな!!!
なんでルナレイスだからってお前が優遇されてるんだよ!!!
なんで! なんでお前ばっかり!!!


……ふざけんなよ。滅んじまえよ。クソが」



軍人・ソーヤーが見せた最初で最後の怒号。
それも「見せた」わけじゃない、誰にももう届かないことを確認して最期に唯一吐き出した本音。

自己紹介の時、ソーヤーは船内の食料を食べつくしたイーゴリに自分の食料も分け与えたと言ってた。
イーゴリがルナレイス唯一の失敗作と自虐した後も「私はイーゴリ補佐官を優秀なルナレイスだと思っています」と寄り添ってた。

ソーヤーが処刑されることになった後、イーゴリは「一旦敵であることを忘れてくれ」と前置きを置いて「とっつきにくい自分に一番最初に声をかけてくれたのはソーヤーだった」「君と食べる飯はうまかった」と感謝していた。


人間関係、見える面のみで知り得ることなんて、そう見せようとしてる箇所しか見えないんだと思った。

今回(14st)とはまた違う世界線の10stでもソーヤーは処刑されてたんだけど、その時は

「もう疲れた。もうやらなくていいんだ、もう、疑わなくていいんだ…。
ずっと研究者になりたかった。軍人になんてなりたくなかった。だけど、今日ここまで志高く軍人としていられた、皆さんのおかげです」(ニュアンス)

と言っていた。


私が見たソーヤーはどの世界線でも不満を抱えてる。
4種族が同じ宇宙船で地球を目指した20日間ほど、それ以前での月下族として過ごした年月を私は知らないから分からない。


でも、私が見たソーヤーにはきっと、羨み抱くしかなかった嫉妬心や叶えることのできなかった夢への執着心があった。

ソーヤーがそんな気持ちでいたこと、
この場面を見る限り、船内で知る人は誰1人いないんだろうと思う。
あの最期を見るとソーヤーは自分の心の奥底、汚い部分を誰かに相談できるとは思えない。


誰かに相談できていたら狂陣になんてなっていないでしょう。
1人で抱える方法しか知らなかったから壊すしかなかった。
「滅んじまえ」と宛てられたのはイーゴリのみじゃない、人類・世界に対してだと思う。


ソーヤーは船内で軍人として動く中、よく特異点を観測してた。
もう自分が特異となるしかなかったんだね。


官長の友人でルナレイス、共に乗船している間、イーゴリは補佐官でありながらやりたい研究を何の摩擦もなくやることができていたのかもしれない。
自分の方が研究者としても軍人としても優れていると思っているのに、イーゴリが優遇される日々に我慢ならなかったのかもしれない。


狂陣・ソーヤー。
1日目にして散るも、確かに存在した跡を遺したソーヤー。

これはきっと関係ないけれど、預言者であると名乗りを上げたイーゴリに対して対抗したのはソーヤーにとっての反抗意志とも捉えられるのかもしれないなぁ。


とかもね!
\\\٩(*⌒∀⌒*)۶///


あることないこといっぱい考えちゃった!
狂陣であった理由、それが意図あってもなくても最後にあのセリフを残せる村田さんはやっぱりすごい!
物語や場面を繋ぎ奥行を見せる力がすごい。
村田さんの何が信頼されて人狼TLPT出演者として選ばれているのか、毎回分かる公演が観れてる。すごい。

人狼TLPT、村田さんの他にも魅力的な出演者は大勢いる。
観るたびに「この人には騙されないようにしないと」という人が増えていく。それは「また観たいと思う」人が増えるということ。



次回も楽しみです!
ソーヤーまたね~~!!!!!



(狩人当てるの運すぎる)

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