【生きてて良かった】辛い道のりから抜け出せたのは出会いがきっかけ。
>ある街への引っ越し。
わたしは専門卒業した後も就職はせずに、
飲食店にてフリーターで働いた。
ある時、母と海の近くに女ふたり旅に行った。
海で泳ぐわけでもなく、ただ海を眺めた時間。
それをきっかけに「海の近くで暮らしらい」という思いが
わたしの中で動き出した。
そこからはあっという間。
働く場所より住む場所を先に探し決め、バイトを探した。
住む場所は海からも近く、
バイト先も目の前は海という好立地。
それからは、地元出身の人たちと遊んだり、
バイト終わりに片手にお酒をもち朝日を見ることもあった。
食に関することはまだまだ執着心もあり、
食べたら吐く、下剤を使う日々でもあったが、
そこで出会った人たちの温かさもあり、
私の人生が一つ変わった瞬間であった。
>ダンスをきっかけに。地元との往復。
住み始めて1年くらい経った時。
元々趣味であったダンスをまた始めた。
最初は近所のダンススクールに通っていたが、
同年代が少なく、みんなが下ということもあり
何かないかな…と探し出会ったのが社会人ダンスサークル。
やはりサークルとなると、都内が多かった。
そのため、体験を受けに都内に戻り、参加。
わたしが変わった第2の瞬間だった。
また来て、またこの人たちと会いたい。
その思いがあった。
そこからは都内のダンスサークルに通うため
片道1時間以上かけて参加。
効率が悪いと感じ、
海の近くのバイト先と、都内のバイトを掛け持ちしながら
シフトを組みお金も溜めつつ、仲間と楽しむ時間を大切にした。
>どちらかを選択。わたしが選択したものは…。
流石にこの生活もキツくなり、どちらかの選択をしなくてはいけない。
本当はこの街も離れたくない、
でも一番心を許せる仲間と楽しみたい。
その思いが葛藤した。
わたしが最終的に選択したのは「信頼できる仲間がいる都内」
今考えれば、このまま両立してた方が良かったのでは…とも思う。
でも、第2の故郷と思える場所ができたと考え、今を楽しんでいる。
>その頃のわたしは。
都内に戻ってきた頃に、人生初めての彼氏もできた。
彼の存在も大きい。
自分の病気のことも忘れるほど、
食べても吐くこともなくなり、下剤も飲むこともなくなった。
彼氏には申し訳ないくらい、迷惑をかけた
感情のコントロールができず、喧嘩もした。
何度わたしが泣き散らしたか…。
それでもそばに居て、支えてくれる彼に感謝している。
ありがとう。
>今だから言えること。
摂食障害との戦いも辛かった。
正直、今も食べることが怖いこともあるし、
吐く時も、下剤を全く飲まないとは言い切れないが
それでもあの時の苦しさ、辛さからは抜け出せている。
今わたしが笑えるのは
色んな人との出会いがあったからなのだと思う。
自分が閉ざしてた心を学生の時に開けてたら変われたのかもしれない。
だが、それは過去のお話。
それに気づけたのは今であるのであれば、
いま、現在を全力で生き抜く。
それがわたしが大切にしたいことだ。