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2020年11月の日記

11月*日
月が替わり最初の祝日、朝ボーっとハムチーズパンを食べていたら、小2長女の友だち、Cちゃんが「S夏ちゃん(長女)が車にぶつかった。S夏ちゃんのお母さんが、タオルを持ってきてと言っている!」と家に飛び込んできた。気が動転しながら走っていくと、口から血を流す長女と、オロオロする若いドライバー、長女を抱く妻を発見。まさしく交通事故現場である。結果、大きな怪我ではなかったのだが、救急車が来て、警察官がわんさか来て、長女は救急車で搬送されていき、実況見分が1時間ほど続いた。

11月*日
月に一度の株式会社小さな広場、経営会議で舞鶴へ。役員3人で、会社の進むべき方向性について時間をとってブレストした。夜は人生二度目のゲストハウス泊。初ゲストハウス体験の和歌山があまりに酷かったので、ゲストハウスとやらには二度と泊まらないと思っていたが、西舞鶴にはいい宿がなく、小さな広場の役員が関係していることもあって、試しに……。と思ったら、これがとっても良かった。【宰嘉庵かなで】おススメです。

11月*日
舞鶴からの帰路、大阪に立ち寄り大学時代のひとつ先輩、N野さんと会った。「色々話を聞きたい」ということで、昼からしっぽり焼き肉をして、その後お茶、3時間近く、二人でゆっくりと話す。話をしながら、自分の考えを整理できた部分があって、自分的にも有意義だった。こういう対話は、zoomでは難しいと改めて実感。

11月*日
約3年、経営顧問的に伴走し、立て直しに成功し、10月末で退任したS社。代表のU山さんが手土産を持って御礼の挨拶に来てくれた。「自分の強みと弱みが良くわかった」と。案外、自分の強みと弱みは自分では見えにくいもの。時間はかかるが、中に入って伴走することで、客観的な立場のぼくがそれを発見し、改善につなげるロードマップを引くことができる。その意味を実感する3年間だった。

11月*日
先の長女の交通事故、全治7日の診断で、特段大きな問題もないということでホッと一息ついていた。ところが、別の治療で定期往訪している歯科大学病院で、上部前歯向かって左側のエナメル質部分に亀裂が入っていることが判明した。中の象牙質は大丈夫との診断。すぐに何かは考えにくいが、知覚過敏等の症状が追って出る可能性があるとのことで経過観察となった。心配である。

11月*日
実母・典子さんの100か日法要。家族で大津に帰省し、手を合わせた。弟家族からは、弟と小2息子が参戦。長女は中学受験を控え、追い込み時期で塾通いのため留守番の奥さんと自宅より手合わせ。妹はお腹に子どもがいて、同じく自宅から手合わせ。それぞれに今があり、命という大きな流れの中で、死んでなお典子さんの役割があることを思う。

11月*日
付き合いの長い演劇プロデューサーが、近況報告を兼ねて会いに来てくれた。最近の世情について、はたまた彼女が取り組む横浜の演劇祭についてなど、色々話した。終盤に、「これまでフリーでやってきたが、法人にした方が都合のいいことが増え、合同会社化しようと思っている」という話を聞く。「それはとてもいいと思う!」と強く背中を押した。

11月*日
東京都私立幼稚園連合会からの依頼で、幼稚園の先生になりたい学生のための就職活動応援ブックを作っている。足掛け3年目。今年も、1年目の先生たちに話を聞く毎日だ。ライフワークになっていて楽しい。しかし、養成校を出ても幼稚園の先生にならず、一般就職する学生さんが本当に増えていると実感する。

11月*日
2月に、定着支援センターの全国研修の講師をすることになり、その打合せをZOOMで行った。定着支援センターとは、刑務所出所者の社会定着を支援するセンターで各都道府県に1か所以上ある。テーマは「連携強化に向けた広報の在り方」。今回は「いつもと違ったタイプの人により実践的な話を聞いてみよう」ということで声がかかったらしい。「小さい会社だがよく知られている」秘訣を、ということだが、そんなものがあるのかなあ、うちに。

11月*日
幼稚園を訪ねての取材が続く。今日は中野の幼稚園。取材前、少し何か食べておこうと、駅前のうどん屋に入ったら、どうすればこんなに不味くできるのか、という味。うどんだぞ、と思う。仕方がないからセットで頼んだおいなりさんだけ食べようと口をつけたら、これが強烈に酸っぱい。600円を置いて、逃げるように出た。

11月*日
10月に受けた人間ドックで不整脈が出て再検査。心臓エコー検査と、24時間ホルター検査というものを受けた。後者は身体にサイバーなものを身に付けた状態で24時間過ごすというもの。心臓の動きを常時取り、不整脈の因果を検証するらしい。首から小さな弁用箱みたいなものをぶら下げて、お風呂にも入れない。検証が上手く行かなければ再検証の可能性もあると言われ、「不整脈、どんどん出ろ」などと思う。いや、それは困るのだが。

11月*日
高校生以来、離れたことのない趣味・競馬、ジャパンカップ当日。アーモンドアイ、コントレイル、デアリングタクトの3強対決。競馬場で見る夢はかなわず、家で観戦。実にいいものを見た。「抜けるなら抜いてみろ!」と横綱競馬を貫いたアーモンドアイが勝つ。そう導いたルメール騎手の胆力がすごい。心から楽しみ、小細工せず真っすぐぶつかる。見習うべき姿勢であり、心構えだと思う。

11月*日
長く懇意にしているエンジニア二人と、3人でマスク会食。慎重に選んでもらった店で、久しぶりに夜ご飯を食べた。近況報告から話が想定外の方向に膨らみ、「こういう提案を自主的にしに行こう」と盛り上がる。この展開はリアルならでは。リモート、オンラインはこれが発動されにくい。久しぶりの夜会食は、マスクつけていても楽しかった。