色鉛筆画の美しさに出会う。お風呂タイムが楽しみになる絵本。「おふろだいすき」
こんばんは、まにまにです。
3冊目にふりかえる絵本はこちら!
福音館書店
作 松岡 享子
絵 林 明子
【Amazonより】
ぼくはおふろが大好き。あひるのプッカをつれてはいると、かめやペンギン、オットセイやくじらまで登場して…。子どもの空想の世界をのびのびと描いた絵本。
こちらは本当に色鉛筆画が素晴らしい絵本です。すごく好きだったなあ…
林明子氏といえば「はじめてのおつかい」「こんとあき」などでも有名な方ですね。マグカップなどグッズも出ています。
この「おふろだいすき」ではサンケイ児童出版文化賞・美術賞を受賞されているとのことで、納得です。本当に挿絵が美しいです。奇跡のような虹色のシャボン玉や、柔らかいタッチで緻密に描かれた動物たちが出てきます。
いったいどうやって描いてるんだろうと、色鉛筆を握って真似てみたのを覚えています。
お風呂が無限大!
なんていったってくじらまで登場します。
この本を読んでもらった後、お風呂に潜ってみるブームが巻き起こり、「ママ、潜ってみていい!?」と聞いて潜っていた記憶が。
(もちろん母と一緒の時だけです。結構大きくなるまで一人でお風呂、はありませんでした。危ないこともあるので念のため)
空想しがちな子供だったので、底の底まで潜ったら、その先があるかもしれない…!と思っては、当然すぐ浴槽の底にぶち当たり…もちろんくじらもペンギンも出てきませんでしたが、お風呂タイムを楽しく過ごしていました。
今でも同じ浴槽を使っているのですが、もはや小さいくらいなので、そうか、私ってちびだったんだなあ…という感慨にふけってしまいますね。
お風呂嫌いの小さい子にもおすすめの絵本といえます。
また、お風呂を上がるときに小さい子と数える数って、「10」が多いんじゃないかな?と思うのですが、この絵本ではもう少し大きい数を数えているんです。
そもそもこの世界に10より大きい数字があるのか!というカルチャーショックを受けたのを覚えています。おそらくこの本を読んでから、我が家でもその数を数えてお風呂を上がっていました。
色鉛筆を触るようになり、10より大きい数字を数えるようになり…様々なきっかけがこの一冊に詰まっています。
自分の家のお風呂が、無限の世界につながっているように感じる。
お風呂が嫌いだったらきっと好きになる。もっと好きになる。
お風呂でシャボン玉遊びをすると楽しいってことも、この本で知りました。
「おふろだいすき」ぜひ開いてみてください。
読んでくださってありがとうございました!