次はバラッロ市場(Mercato Ballaro)に向かった。旅の途中では買えなくて残念だけれど、日本では見ない珍しいものが多くてたのしい。魚屋では、氷の上にカジキマグロの頭と切身が置かれていた。角のある頭が置かれているのは生だと示しているらしい。丸ごとの蛸を勢いよく板に叩きつけていた。こうして柔らかくするそうだ。肉屋では自家製のサラミを吊るしていたり、塊をその場でカットしてもらったり。子どものとき、自家製の焼豚を吊るし、フライや唐揚げも販売している個人商店が至る所にあった。中身は違うけれど、懐かしい感じ。八百屋はスケールが違った。野菜などは基本1キロ売り。日本でも一度にそんな量を買わないけれど、山盛りになった新鮮な野菜を見ていると、これならおいしくて直ぐに食べきってしまうかも?と思う。
店主に声をかけて写真を撮らせてもらった。上の写真は、牛の心臓(pomodori cuor di bue)というトマトで、加熱用とのこと。美味しいソースができるそうだ。下はカリフラワーだと思っていたが、今見ると少し緑がかっているから、別の種類かもしれない。茎と葉の部分はいらないと言うとカットしてくれるようだ。店では茎葉がついていた方が花蕾が傷がつかなくていい。1kg2000リラで約100円。そういえば、昨日バスの前に、茎と葉だけを荷台いっばいに積んだ小さなトラックが走っていた。あれは家畜のゴハンだろうか。
1個ではなく1キロ単位 これはカボチャ、とても大きい。俳優のノア・ワイリーみたいな男性がこれは甘くて美味しいよ!と気さくに教えてくれた。甘く美味しい野菜がこんなサイズに育つ土地、すばらしい。シチリアに来てから、日本の野菜はなんだか水分補給のようだと感じている。
旅行より前に都内でイタリア人の方から料理を教わっていた際の話。その先生はカボチャの皮を食べたことがなかったという。日本ではカボチャの皮を食べるのね!と驚いていた。種類によっては皮が相当硬いから食べないけれど。おいしいよね、皮。ここではこの件を思い出さなかったので、彼の生活圏ではどうかを聞かなかったのは残念!
向こう肉屋の自家製サラミもおいしそう カボチャは大きいのでカットしてくれる これはズッキーニ、3種類の名前を教えてもらった。日本で見るのは、zucchine genovese (ジェノバの、という意味)、下の段はzucchine napoletana (ナポリ)、八百屋のお父さんの手にあるのはzucchine lungo (長い)。右下のピンク色をした豆は斑模様で、鞘の中に同じく斑の豆が入っていた。金時の仲間か?ふっくらした豆で、おいしそうだった。
ナスもパプリカも、持って帰りたい これは、オリーブ。このぷっくりと大きい粒。美味しそう!中に詰めものがあるタイプもいろいろ種類がある。味見をしてみたかったけれど、冷やかしなのでやめておいた。
この一粒の大きさ! 他の人の買い物の邪魔をしないように気をつけながら、市場をぐるりと一周。個人の商店がたくさん並び、生活している人が買い物に来ているのを見ていると、ほっとする。日常の活気を見て感じることができて、たのしかった。
この後、すぐそばのパレルモ中央駅へ。
車線なし 駅舎はシンメトリ。街並みに合う建物で、いいなと思う。通りがかったバスに目が行く。
2連結バス 車両が蛇腹で繋がっている!曲がるのが難しそう。後部車両はどのように制御されているのかが、とても気になる。乗りたい気持ちを抑え、時間の都合で駅前からタクシーでホテルに移動。16000リラ。
°° 帰国後、カリフラワーとブロッコリーの記事を見つけました。1枚目の写真、カリフラワーではなかったかも。ブロッコリーのbroccolo calabrese(カラブリア)がとてもよく似ています。もしやとbroccolo siciliano(シチリア)で検索すると、緑のものと黄緑のものがあって、判定不明。
broccolettoは大きめブロッコリー🥦の意味 シチリアに着いてから、味の濃い野菜ばかり、ハズレがありませんでした。シンプルな調理で本当においしいのです。イタリアにはドレッシングがなく、庶民の食堂(トラットリア)では、テーブルにある塩胡椒とオリーブオイルとビネガーを各自かけて食べます。暑いとき、疲れているときは塩やビネガーを多めに、などと自分で調節できるので、飽きません。ウチでもこの方式にしています。
ブロッコリーさんという苗字があるのです。ご存知でしたか?ナポリの貴族だそうです。
タコをたたいている動画を見つけました。こうして柔らかくするそうです。これは、次にいくプーリア州での撮影。
230K views · 10K likes | Gourmeffe on Instagram: "In a city in Southern Italy, raw octopus— accompanied by a few drops of lemon and a cold beer— is a local meal, also known as the “breakfast” of the fishermen in the area.
In Bari, Puglia, the octopus undergoes a two hour processing method— called “arricciatura” (curling)— in order to make it tender and crunchy, without the need for cooking. This treatment of the octopus allows for the appreciation of its intrinsic characteristics that would be lost through cooking.
The process adopted by the fishermen is a primitive gesture passed down through the centuries and unique to this area. Preparing a “curled” octopus (‘polpo arricciato’) requires a long and patient preparation divided into different phases.
The octopuses (once killed), after the standard cleaning, which involves simply turning the head's mantle inside out and removing the innards, are violently slammed against a hard surface, often the very rocks. This continues until the octopuses no longer tense up, becoming soft and significantly elongating.
Then they are beaten with a wooden paddle, laid on a hard and smooth surface, they will relax even more and elongate further.
Finally, they are shaken in seawater until they begin to show some curling of the tentacles where the reverse transformation begins.
Now, you wouldn't believe it, but after all this mistreatment, to be forgiven, the fisherman places the octopuses in a basket, with a suitable edge, and gently rolls and cradles them. This operation will make them close up on themselves into a ball, curl the tentacles, and make them crispy and crunchy.
A squeeze of lemon will be enough to make it excellent to eat; it can also be dressed with pepper and oil, never salt because all cephalopods contain a lot of water, which naturally is sea water and salty.
Videos by Sophie Minchilli (@sminchilli).
#Gourmeffe #Italy #Puglia #Octopus #PolpoArricciato"
10K likes, 253 comments - gourmeffe on February 20, 2024: "In
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