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Human Rights Day 2023

22:05pm、大学に提出する成績、Anticipated Gradeが火曜日に出てから、どうも勉強する気が起きない。明日ESS (Environmental Society System)のテストがあるというのに。

それでもダラダラすると罪悪感を感じてしまうので、ブログを書くことで、時間を無駄にしてないと自分を騙そうと思う。

昨日は、Human Rights Day (世界人権デー?) という日で、1日授業が休みだった。10時半に開幕し、ランチを挟み、16時半ごろに生徒達が様々なワークショップを行う、刺激的な1日。


開幕 : Mr Malcolm

当日のタイムデーブル

午前に1セッション、午後に3セッションという感じだ。ISAKには年に何回か平日に学校行事がある、今回のHuman Rights Dayを含み、Internatinal Day、UWC Day などなど。こうした行事があると、朝が苦手な人が大半なISAK生は前日の夜とても喜ぶ。

まぁそんあこんなでHuman Rights Dayの朝を迎えた。開幕挨拶は、いつも通り校長 : Mr Malcom が流石のスピーチを決めた。まず「Human Rights Dayは、紛争地域から生徒が集まるISAKにとって、重要なテーマである。この1日を通して、たくさん学び、人権が守れた社会に少しでも貢献するために自分は何ができるか考えてほしい。」と話したのち、「Let me conclude my talk by reading one email that I recieved this morning」と言いメールについて話し始めた。

そのメールは、Mr Malcolmが昨日週末をかけて出張に行った理由である、ボツワナの学校の理事会のメンバーの1人からだった。その方は女性で、Mr Malcolmに「土曜日にマクロん大統領の会議、日曜日に国連人権の会議に招かれているので理事会の参加は難しいのです。ごめんなさい」との旨のメールを送った。

メールを読みおえたMr Malcolmは、僕たちに言った。「I hope that some of you in here will write this kind of email in the future. 」「将来君たちが世界を飛び回り、人権が守られる社会を作っているリーダーになることを願っていると」
フランスの大統領、国連の会議、スケールが大きすぎる話に圧巻されていたが、ISAKに入学した頃に抱いていた「世界を変革するチェンジメーカーになる」というん志が、心の底から湧き上がってきた。今70歳のMr Malcolmに、僕がより良い世界を作っていく姿を見せることはあと20年弱しか時間の猶予は残っていないかもしれない。けど、将来Mr Malcolmにむかって「あなたが僕が18歳の時に読んでくれたメールを僕も書く機会がありました。僕は今人権が守られる社会作りに奔走しています。」なんて言えたりしたら死ぬほど嬉しいだろう。このブログを書いてて思う、Mr Malcolmは僕が最も尊敬し、お世話になった師匠だと。Mr Malcolmに出会えて本当によかった。

Feminism Clubのセッション

僕は今年からFeminism Clubに入ったこともあって、昨日は最初の2セッションはFeminism Clubのワークショップに参加していました。Feminism Clubは、校内で開催するワークショップに男子の参加者が少ないことに問題意識を感じたことから、今年は2人の男性の先生をゲストスピーカーとして招聘し、彼らの「男はこう生きるべきだ」という価値観を押し付けられた経験を話してもらいました。

2人の先生の話はとっても興味深く、改めて一人一人が自分を表現できる社会づくりの重要性を感じました。1人目は、アメリカ人の大学進学カウンセラーの先生で、ISAKの前に働いていたアメリカ南部の男子校での話をしてくれた。その男子校ではいかに「筋肉マッチョでスポーツマン」: 典型的な男の子であることが賞賛されているそうでした。また、その価値観が常識とされているのは、歴史を振り返ってみると誰かに非があるわけではないという話をしていました。なぜなら「寡黙で強い男性」にならなければいけない、という価値観は、僕のお父さんのお父さんのお父さんのお父さんのお父さん達かが受け継いできたものだからです。ある意味生活習慣なのでしょうね。だからこそ、ジェンダー平等や自己表現が自由な社会を作るのは難しいのだと思いました。とても面白い内容でした!

2人目の先生は、フィリピン人の国際政治の先生です。彼は、読書が好きdで、バスケ嫌い、お笑いが好きというキャラクターでいることで、フィリピン社会で異質の人として接しられた、と話していました。幼少期から社会人になってからも、「お前はゲイなのか?」と問われ続けたと言っていました。

このセッションを通じて感じたのは、女性差別も大きな問題だが、男性が特定の人物像にならなければならないという価値観を押し付けることも深刻な問題だということです。

結局は

「1人1人が、自分はこうなりたいという姿、こう生きたいという人生を自由に追求できる社会を作る」
ことが重要なのだと思います。

その後は、Hijabセッションに参加しました。1番印象に残ったのは、プレゼンをしていた女の子の話でした。「Hijabはムスリム教が信者の女の子に押し付けているものと勘違いされがちだけど、実は私たちにも選ぶ権利あるんだよ。私も小二から自分で選んで着けているから」と彼女が言っていたことは、僕の考えを根本的に覆しました。

それまでの僕は、「ムスリムの女性は、宗教の価値観を押し付けられて可哀想なだなぁ」とか思っていたが、実は選ぶ権利もあったらしいのだ。このような、自分が知らなかったことを知ることのできる、話を聞けただけでもISAK来てよかったと思った。

そんなこんなでHuman Rights Dayは閉幕した。Feminsm Clubで忙しかったため、他のセッションに参加できなかったことが残念だが、とても良い1日だった。

Human Rightsについてもっと調べてみようと思う!

22:51 (木) おやすみなぁい
追記木曜日に投稿しようと思ったら、12/11 になってしまった。
今日は妹の誕生日だ。ニュージーランドで元気にしているだろうか。
(1:08)


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