今日の発見🔍 姿勢制御系
うどん県OTのだんです。
日々の臨床現場の中で見つけたことや再確認したことなどをまとめていく「今日の発見🔍」シリーズです。
主に経験則なので、エビデンスなどがあるわけではありませんのであしからず。
姿勢制御系
今日は急性硬膜下血腫の方との発見です。
血腫除去術の手術もされた方ですが、覚醒がイマイチで傾眠傾向に。
車椅子座位になると覚醒レベルも上がり、会話も可能になりますが、しばらくすると傾眠傾向に・・・。
刺激がないと覚醒レベルが落ちます。
刺激を入れ続け、覚醒もアップしてきたところで歩行にチャレンジ。
あれ?
身体が傾く・・・。
右下肢の支持性の低下とPusherの要素がみられました。
体幹の抗重力伸展活動を促し、会話で覚醒レベルを上げていくと、Pusherの要素は軽減して歩行時の介助量も減少してきました。
考えてみた
覚醒レベルに関しては脳幹網様体賦活系が関与します。
姿勢制御系は脳幹網様体系路が関与しています。
どちらも同系統の経路のためにお互いに関与しているのでしょうね。
姿勢制御系が活性化すると覚醒レベルも上がり、覚醒レベルが上がると姿勢制御系も活性化される。
双方向性の関係性が考えられますね。
あらためて勉強です📚
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?