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今日の発見🔍 緩まない手指

うどん県OTのだんです。
日々の臨床現場の中で見つけたことや再確認したことなどをまとめていく「今日の発見🔍」シリーズです。
主に経験則なので、エビデンスなどがあるわけではありませんのであしからず。

緩まない手指

今日は右片麻痺の方との発見です。
この方は手指の随意性は高いものの、近位関節の活動性は乏しい方です。
手指の随意性が高いので、様々な活動をしていましたが、ある時から手指が硬くなってきました。
当然、徒手的に緩めたり、色々と試みましたが中々緩まずに難渋していました。
ある日、肩甲帯の安定を提供した後に手指を触れると、あんなに硬かった手指が緩んでる・・・。

考えてみた

遠位部の随意性が高く、近位関節の活動性が低いということは、活動性の低さを遠位部の活動で代償する可能性が高いということです。、
近位関節の安定を背景とした遠位部の活動が得られないため、手指(遠位部)で安定と活動を共存させていたのでしょう。
それは、代償的な活動であり本来の活動ではありません。
相反する活動を成立するために手指(遠位部)は過剰出力になっていたものと考えられます。
そこで、本来の近位関節の安定を提供することで代償活動が減少し、本来の活動に戻り、過剰活動が減少した結果、手指が緩んだものと考えられます。
活動の背景にある安定性って大切ですね。

あらためて勉強です📚

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