【大切なご報告】
こんばんは!ダンです。
いよいよ秋になりましたね(^^)
前回まではキャリアデザインについて書いてきましたが、
今回はそれに関する大事なご報告があります。
以前の記事でも少し触れましたが…
この10月より教育業界を飛び出すことを決断して、9月末をもって大学研究員を辞しました。
そして、
教育支援団体"あんたがおらな"
の代表は降りて、今後はアドバイザーというカタチで団体の活動に貢献していきます。
急なご報告で驚かれる方ばかりだと思います。
なかなか文面のみで僕の真意が皆さんへ伝わるかわかりませんが、この決断に至った経緯と僕の想いを書いていきます。
以前のnoteでも書いている通り、中学の頃から”いじめ問題”や”子どもの教育環境”について関心を持ち始めて、大学教授を目指して大学院に進学をしました。そこで研究しているうちにご縁があり、研究員としてのキャリアを歩むことができました。いくつか大きな研究プロジェクトも担わせてもらいながら、大学生や高校生たちとも関われるという、僕にとって本当に素敵な環境でした。
にも関わらず、教育業界を出ようと決断したことには理由があります。それは…
「次の日本を担う子どもたちの未来をつくる」
という自分の使命に”本気”で向かっていくためです。
というのも仕事のなかで学生たちと関わったり、家庭教師を通じて不登校や障害に悩む子どもと関わっているうちに
「僕は大学教授になるために頑張ってるんじゃないよな」
ということを”再認識”するようになったんです。
もとより大学教授という職業は”目的”ではなく、自分の使命に向かっていくための”手段”であるという認識は持ち続けていました。
それでもなお、
”子どものやりたいを応援して、未来をつくっていける社会の実現”
このゴールに向かって、僕はリスクを背負うほどの覚悟を持ってないな。
と思ったんです。
もしも自分が、この先もあんたがおらなの代表を務めながら大学研究員のキャリアを歩んだときの未来を想像したとき、悩んでいる子どもやご家庭のために仕事をしながら、休む間もなく活動し続けている様子は思い浮かびました。
ですが…
本当の意味で”子どもの未来をつくっていけるような社会”はそこにはありませんでした。
そして、僕自身がその実現に寄与しうるだけの人物になれていない未来の姿が想像できました。
そんなことを思うと大きなことを語っているにも関わらず、
「それを実現できるだけの人間になろうと本気で今を飢えているのか?」
と考えました。
そして今の自分に足りないのは、
社会の枠組みの中で何者かになること
でした。
つまり、子どもの教育を大きく動かしたいとなると、
大きな社会の枠組みの中で社会スキルを磨きながら、自分が社会人としてもお役立ちができる人間でなければならない
と思いました。
それならば現在26歳というタイミングにおいて、
「どの選択をすることがいまの自分に足りていない力を身につけ、人間力を磨き、自分や皆さんにとっての最適解となるのか?」
ということを真剣に考えました。
そのときにこれからの自分のキャリアとして拓かれたのが
”金融業界”
です。
人の幸せは
”ココロ”と”オカネ”
の2つでつくられる
と僕は考えています。
人とのつながりの中で”ココロ”が満たされながら幸せを感じます。しかし…
人が生活していく上で金銭面の問題から逃れることはできません。
つまり”オカネ”の観点で最低限の保障がない限り
「子どものやりたいことも応援できないし、幸せも未来も何もつくれない」
という現実的な問題がいつも頭の片隅にありました。
ただ僕はココロを育てる仕事をしていたこともあり、人生は金銭的な問題からは逃れられないという現実を見て見ぬふりしていましたような気がします。
ただ、子ども食堂など家庭に恵まれない子どもたちと触れ合ったときに気付きました。
「この子たちの中には無限の可能性がつまっているのに、本当に勿体無い。ココロとオカネをもって寄り添える場所があったら、やりたいことを応援してあげられる」
そんな理由から
子供たちのやりたいを応援して未来をつくる
というゴールに本気で向かうために、
これから先は社会の枠組みのなかで金融のプロフェッショナルとして挑戦する決断をしました。
皆さんにお役立ちをしながら、自分にまだ足りていない社会スキルも身につけていきたいと思ったんです。
「この環境なら、金融のプロとしても人間としても磨きをかけて、誰かの人生とその先の子どもたちに寄り添える」
と思える場所でゼロからの挑戦をします。
そのなかで、
たくさんの方と想いを共にしながら、
教育業界の仲間たちと外から手を取り合うことで本気で使命に向かっていこうと決意しました。
そして、あんたがおらなという居場所は
僕が教育者としての使命を今後も持ち続けられる居場所にもなる
と思っています。
そして実は、僕が教育業界を飛び出すと決断したときには、あんたがおらなを立ち上げることも決めていました。
「教育業界から出るのにどうして立ち上げたのか?」
と思い方が多いと思います。
その大きな理由の一つは…
”いまの僕にしかできない師匠への最低限の恩返し”
です。
僕が大学院生だった頃、教育に対する情熱だけはあっても行動することを恐れて何者でもなかった自分が、本質的な教育を学んで実践することを通じて、子どもや親御様、学生たちの心を動かして満たす経験を積むことができたのは、師匠である大久保先生のおかげなんです。
だから師のもとから離れて、未来を見据えて挑戦する前にするべき、僕に与えられた役割は…
“あんたがおらな”を立ち上げて、
志ある新たな教育者が育っていく居場所をつくること。
そして、今後も持続可能な教育支援がなされるようにずっとサポートしていくこと。
大久保先生はやってきたことが凄すぎてよく周囲から…
「それは先生だからできることなんですよ!先生以外できませんよ。」
と言われていました。
その一方で…
「自分以上の人を育てるのが教育だ」
と言っているのをいつも隣で聞いていました。
何者でもなかった僕が大久保先生から教育の本質や人間学を学び、実践することによって、人として大きく成長することができた。
これに則って、心の優秀な学生たちが学べる場と実践する場を提供できるシステムができれば、
① いま家庭内で悩まれる方々に少しでも手を差し伸ばし、悩みや苦しみの解消にお役立ちできる
② 心の優秀な学生たちが学びと実践を繰り返すなかで人として成長して、確固たる後継者が育っていく
という、先生の願いがカタチになると思ったのです。そしてこれは僕の夢でもあります。
現在の西山弾をつくっているのは、たくさんの先生方から受けた教育観と愛情です。
そんな先生方の思いをカタチにできる場になればいいなと思っているんです。
かなり一丁前なことを書いていますが、
前提として…
僕はちっぽけな人間なんです。
ただ!ちっぽけな人間だけど、自分が大きな志を抱いた以上は、先を見据えて大きく決断していきたいんです。
そしてこのあんたがおらなでの活動や、人とのつながりを通じて、何者でもない僕は自信や活力もらいました。
自分の選んだこの道が正解なのかどうかは、正直僕にもわからないです。
ただ…
「この選択が正解だった。」
と思えるのも思えないのも全部自分次第であり、その決定権は僕にしかないんです。
だからやると決めたら終始一貫やり切ります。
次の業界では、これまでの教育者としてのキャリアを全て捨てて飛び込みます。
ほんとの0スタート。
外資系ということもあってハードな環境ではありますが、自分の成長へ100%注ぐことができて、それが確実に皆さんにお役立ちできるという確信があります。
あんたがおらなのメンバーはもちろんのこと、前職をはじめとした数多くのコミュニティのなかで、たくさんの方が僕を大切にしてくれて、愛してくれたこと、そして我儘を受け入れて快く送り出してくださったことをずっと忘れずにいたい。
本当に感謝しかない。
5年後10年後経ったとき、
自分にとっても周りの方々にとっても
「あのときの決断がなかったら、この景色は絶対にない。正解だったね。」
思ってもらえるように、
“結果”と”人間的成長”をもって返します。
だから僕は頑張れます。
「人は人のために強くなる」
この言葉を体現します。
もう既に環境が変わって最高な気持ちでハードワークできてきます(^^)
これまでの頻度で投稿できる時間の余裕がなくなってしまいますが、たまにはnoteも書きたいと思っているので、どうぞ楽しみにしてお待ちください!
これからもあんたがおらなにご期待ください!
それではまた。
対談動画はこちら↑