週報7月④
リッピングしたもの
Vinyl
E-Saggila - My World My Way(2019)
イラク出身、トロント拠点のRita Mikhaelによるプロジェクト。ハードテクノ、インダストリアル、ガバなどハードめなクラブミュージックがベースだがちょいちょいメロウなとこはあるけどやっぱり低音がブンブン言っている
。たまに入るブラックメタルみたいな金切りボイスがいいです。
Alex De Grassi - Turning: Turning Back(1978)
横須賀出身(日本にいた期間はわずかだそうです)のアメリカのギタリスト。従兄弟のWilliam Ackermanに誘われてWindham Hillに参加し、レーベルのベストセラーギタリストになったそうな。このアルバムもWindham Hill直径のさわやかなギター作品。ジャケットアートがわりと好き。
Noel Phillips - Youth Man Vibrations (1981)
後のEcho MinottとしてやっていくNoel Phillipsと、Sly & Robbieによるリズム隊による80sレゲエアルバム。このへんの年代のレゲエはぜんぜん知らんですね…。Sly & Robbieがこの年代以降において重要だという事しかわからんかも。
Lasse Englund - Drakväder(1975)
スウェーデンのギタリストによる、アコースティック・ギターを中心としてトラッドなども取り入れた北欧プログレッシブ・フォーク作品。曲によってはドラムも入る。鳥のさえずりなどが加えられたりしておりリラックスした作品。同じくスウェーデンのThomas Almqvist(80年の『The Journey』はニューエイジ的に再評価)も参加。
CD
Brötzmann / Bennink - Schwarzwaldfahrt(1977)
ヨーロピアン・フリージャズのサックス奏者とドラマーによるフィールドレコーディング作品。フリージャズとフィールド録音の渾然一体がいい作品。2022年の再発盤でフォトブックつきの限定版で、録音現場の写真とか行く途中の写真とかあって面白い。テキストはデヴィッド・キーナン。Brötzmann / Bennink – Schwarzwaldfahrt (2022, Photo Book, CD) - Discogs
GAME
Donkey Kong Country OST[Recreated] (Music:Rare/Programming:Jammin' Sam Miller,2021)
レア社が開発し、任天堂が1994年に発売したスーパーファミコン用ソフト「 スーパードンキーコング ( 海外ではDonkey Kong Country ) 」 。Eveline Novakovic、Robin Beanland、シリーズの作曲の常連になるDavid Wiseによる音楽は人気があり、特にアンビエント感のある水中ステージの曲("Aquatic Ambience")はよく引き合いに出される。まあでもスーパーファミコンのスペックでは音質に限界があってクリアな音質ではなかったのですが、NYのプロデューサーJammin' Sam Millerが当時の機材を再現して作り直したのがこの2021年のリリースです。購買意欲をそそられるバナナ色のレコードも作られてます。権利関係どうなってるのかはやや気になりますが。そういやhally氏のIGNの記事にこんなのありましたね。アメリカにおけるゲーム音楽のアレンジ作品事情。なぜ公式音源ではなく「カービィ」のアレンジ楽曲がグラミー賞を受賞したのか?さらば「非公認」~ゲーム音楽アレンジ/リミックスの新時代 (ign.com)
このリリースは好評だったのか2、3も[Recreated]アルバムがリリースされ、レコードも作られています。BOXもある。