週報10月②
リッピングしたもの
Vinyl
The Gizmos - 1976: The Rockabilly Yobs Session
1976年にインディアナポリスで結成された古き良きガレージ・ロック志向なパンクバンド。1977年には解散。これは昔キャプテントリップレコーズのサイトで買ったもので、音質の悪さにビビった思い出。セッション音源なんだからそりゃそういうこともあるだろうけど。Bandcampも発見。
Black Sabbath - Sabbath, Bloody Sabbath(1973)
サバスもレコードで持っておきたいでしょ、という感じで買ったもの。サバスの5thアルバムで制作はかなり難産だったようです。タイトル曲はスランプから抜け出したシンボルみたいに書かれてますね。"Who Are You?"みたいにシンセリードが入った曲もあり、そのシンセがなんか妙にアシッドな音でいい感じ。1stのレコードも欲しい。
Fetus Productions - Environmental(1984)
Flying Nunからもリリースしていたこともあるニュージーランドのインダストリアル志向のグループ。Badncampもやってないので音源が非常に聴きづらい。ギリギリYoutubeにある感じ。このグループは不穏なアートワークが良いです。動物の鳴き声みたいなトラックから"Classical"と名のついたフォーキーな(!)トラックや、ノイジーなのまでコンセプチュアルなトラック群。ここの資料見ると関西にも呼ばれたことがあるらしい。
Andreas Vollenweider - Caverna Magica (...Under The Tree - In The Cave...)(1982)
アンドレアス・フォレンヴァイダーはスイス出身のハープ奏者で、ニューエイジ/ワールド寄りの音楽家として知られているっぽい。やや伝統的な楽器であるハープを自分自身に合うようにカスタマイズしていくスタイルを確立し、それがこの独特の音になっているのかという感じ。このニューエイジ・フュージョン・ワールドがいい感じに混ざり、そこにハープのキラキラしたオリエンタル感でまとめ上げてとてもいい。この作品はブレイクスルー作でクオリティも高い。この時期のライブ盤もめちゃくちゃいい。
ライブ
9/29 冥丁 『古風』完結編 TOUR ~瑪瑙~ 京都公演/
京都文化博物館 別館ホール
冥丁といえば『怪談』(2018)の時に話題になり、カセットを買ったりして知っていて、去年も京都の公演に行こうとしていたのだけれどチケットが完売でそれも叶わずして今回に至る。去年の割と早くのチケット完売でかなり人気があるのだなとビビったのですが、今回もけっこう人多かったです。過去作を中心に予習してきて、そのせいで和風+Caretakerのような人なのだなというイメージが出来てしまったのですが、今回のライブでは思ったよりその和風ケアテイカー要素の期待が裏切られたなと。一応コンセプトは「失日本」なので和風自体がコンセプトではあるんですが。しょっぱなからシューゲイザーにも近い轟音があったりして。でも親しみやすいエモさというか、盛り上がりなんかは親しみやすい盛り上がり方で人気もわかる。なんか今作をあまり聴かずに行ったのですが、今作は住んでいた京都から故郷である広島の尾道に移って制作したらいです。もしかしたらそういう京都から尾道に移って制作したみたいなのは和風コンセプチュアル要素に影響を与えてるだろうなと。まあ久々にでかい音を浴びれてよかったです(小学生並の感想)。